今年の冬は雪が少なくて楽だな、と油断していたところ、ドサっと一気に積もってしまいました。皆さまのところでは、雪の被害は大丈夫でしょうか。
さて、宮沢賢治の有名な詩に「雨ニモマケズ」という詩があります。「雨ニモマケズ風ニモマケズ」というフレーズは、誰しもが聞いたことがあると思います。その後には、「雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ...」と続くのですが、「サウイフモノニワタシハナリタイ」と締めくくられるこの詩には宮沢賢治が理想とした人間の在り方がうたわれているのでしょう。
しかし、宮沢賢治が理想とした人間像に、なかなか私は近づけていないと感じます。雨が降れば文句を言い、雪が降っても愚痴をこぼし、そればかりか、お天気が続けば「暑い」、冬に近づけば「寒い」と言い、気候のよい春でさえも、「花粉が...」とか「寒暖の差が...」と、ついつい不平を口走ってしまいます。その度に「雨ニモマケズ」の最初のワンフレーズすらクリアできない自分のどうにもならない部分に気付かされます。あるいは、「サウイフモノニワタシハナリタイ」とすら思っていないのが、私なのかもしれません。
けれどだからと言って、開き直って自分の愚かさに胡座をかくのではなく、せめてその理想と現実との間で自問自答し、葛藤し続けることだけは、忘れないようにしていきたいものです。
トンデモなポスターと濃すぎるメンツで伝説(?)になった『仏教夜話』が再来! 2月12日(日)、阿佐ヶ谷ロフトAにて『日本仏教夜話パート2 仏教書ナイト』 が開催されます。今回のテーマは"仏教書"。仏教書を制作する編集者や作家、そして『彼岸寺』からは松下弓月が僧侶として壇上に上がります。 ...
医大生の長女、、お寺も仏さまも大好きな次女、そして「お寺生まれはちょっと...」とフラれた経験アリの三女――お寺生まれの3姉妹をキュートに描く、水沢めぐみさんの『寺ガール』(集英社『Cookie』にて連載中)がついにコミック化されました。 ...
思想家・批評家として知られる吉本隆明による講演をまとめた『吉本隆明が語る親鸞』が1月16日に『ほぼ日ストア』で先行発売が開始されます。 ...
「お寺に嫁いでしまった。」ダウンロードページ「お寺に嫁いでしまった。」フェイスブックページしつこく且つ地味に、いや地道に宣伝を続けてきました電子書籍版「お寺に嫁いでしまった。」が、ついに本日発売となりました! おかげさまでようやく皆さまのお手元にダウンロードして頂けるようになり、ひとまず安心しています。わたし自身、日常で電子アイテムを華麗に使いこなしているわ...
この美しい絵本には、2匹のねずみが登場します。いえねずみのアレクサンダと、ぜんまいじかけのおもちゃのねずみ、ウイリーです。人間にきらわれ、いつも追い回されながら暮らすアレクサンダ。自由には動けないけれど、持ち主のアニーにかわいがられてしあわせに暮らすウイリー。なにもかも対照的な2匹ですが、出会ってすぐに大の仲良しになりました。 ところが、ウイリーがうらやま...
広島は、本当に寒い日が続いています。 先日東京に行きましたら、少し暖かいので驚きました。 広島の方が南に位置するのに、何とも不思議なものです。 まぁ、そんな寒いときには、暖かいスープが飲みたい!! ということで、今回もスープを作ってしまいました。 なんだか、ここ最近、スープばかりご紹介しているような気がしますが、それでけ今冬が寒いってことでお許しく...
松の内も明けてお正月ムードもすっかりさめてしまいましたが、皆様、明けましておめでとうございます。 日本をはなれて外国で年越しを迎えるのは得てしてさびしいものですが、今回はとくに皆と一緒に過ごしたくなり、Twitterのタイムラインを眺めていました。インターネットのおかげで、なんとなく年の瀬の雰囲気を味わったり、親しい人たちと挨拶を交わしたりできるのはあり...
2012年がやってきました。今年一本目の記事は、年始にふさわしく今年一年をどのようなテーマで過ごしていきたいか書いてみたいと思います。 タイトルの「役者を揃える」という言葉は二つの見方ができると考えています。...
ご無沙汰しておりましたが、久しぶりのそもさんコラムです。今回は以前にtwitter上で為されたやりとりの中からピックアップしてみました。「極楽に往生した後って、そこでなにするの?」というご質問に、私なりに答えてみたいと思います。 ...
『彼岸寺』創設者、松本圭介さんインタビュー最終回です。松本さんは最初の著書『お坊さんはじめました』を書いた当時、「何ができるんだろう?」「何でもやってみよう」とぐいぐい行動しておられました。この本を読んで元気づけられた若いお坊さんも多かったのではないでしょうか? あれから6年が経った今、インドでのMBA留学を経て帰国された松本さんに、「次は何をするんだろう?...
原発に限らず「人間だけの豊かさ」を追求し結局は自らの首を絞める欲望に、必死にNOという努力をし続けていきたい。それは簡単なことではない。ここ欧州ではドイツに続き、スイスでも国の方針としての脱原発が確実になったというニュースを聞く一方、開発途上国の電力供給が大きな問題となっているようだ。一部の国々からは「豊かさを担保する原発による電力供給を禁じることは、経済発...
24時間念仏会に参加させて頂いて、「念仏」に関して何も知らずに、勝手な思い込みで軽く考えていたことに気がつきました。 念仏は簡単に誰でも出来ます。子供でも、老人でも、正座出来なくても大丈夫です。しかし、簡単なのに「念仏」は本当にしっかりとした「行」なのです。
梅雨の季節に楽しみにしているものがふたつある。ひとつは梅。いつもお世話になっている光明寺に行くと、山号である「梅上山」の由来になった梅がたわわに実をつけている。これを、毎年焼酎に漬け込んだりシロップにしたりして料理に使う。もうひとつはとうもろこし。 とうもろこしは実によく人間を助けてくれる。 主食といえば日本では米だけど、とうもろこしを主食にしている地域は...
こんにちは! 毎度おなじみノド仏は第二頚椎!のお時間がやってまいりました。今回からドイツに渡った星覚に変わりわたし松下が編集も担当することになったのですが、慣れないものでだいぶ収録から時間が経ってしまいました。すみません。今回はインドから松本が帰国し、星覚がドイツに行くまでのほんのわずかな時間だけですが、四人で集まれたので第12回の「みっしょん!」に引き続...
さて、京都駅前のマックで娑婆とのお別れランチをしてはじまった修行生活。真言宗の修行では阿闍梨になることが修行のひとつの目標です(もちろん資格の取得だけが目的ではありませんが)。今回は、本筋から遠く離れて、真言宗の修行の仕組みについてご紹介したいと思います。阿闍梨になるためには、四度加行という密教の修行を修め、伝法灌頂と呼ばれる儀式を受ける必要があります。最近...