レポートvol.1 伊豆のお寺で筆に親しむ

レポートvol.1 伊豆のお寺で筆に親しむ

お待たせいたしました。全国のお寺カフェをめぐるレポート、第一回をお送りします。
昨年の12月11日に静岡県伊豆の国市にある真宗大谷派のお寺、正蓮寺さんに行ってきました。私の目的は午後から行われる「親鸞のことばを書いて学ぶ写経会」に参加すること。お誘いくださったのは正蓮寺の住職、渡邉元浄さん。(以下、元浄さん)「お寺カフェ実行委員会」の委員長でもあります。


会場の様子

会場の本堂には机と座布団、椅子がずらりと並べられています。座布団の上には正座椅子、長い時間座っていても足がしびれません。机には念珠と門徒式章(浄土真宗の教えを聞く者がその証として身につけるもの。法要などの際には首から下げて着用する)が用意され、手を合わせることができるようになっています。image-2.jpeg
開始時間が近づくと参加者のみなさんがぼちぼちと扉を開けて入ってきます。大半がシニアの女性の方。お寺には馴染みがあるようで、受付の元浄さんと会話をし、ご本尊の前でお焼香をしてからそれぞれの席に座っていきます。
私もお焼香させていただき、席につきました。


飽きない、楽しい写経会

テキストに従って、浄土真宗でおつとめする「正信偈(しょうしんげ)」の一節を書写します。「せっしゅしんこう じょうしょうご(摂取心光 常照護)」まずは書き写す箇所についてみんなで音読を行い、書写を始めました。いつもおつとめしている正信偈ですが、一句ずつじっくりと口に出す経験はあまりありませんでした。
その後は筆ペンで慎重に書き写していきますが、なかなか思うようにいかないものです。むむむ...

CIMG8011.JPG

書写を終えたら書き下し文と現代語訳の音読、最後に仏教語の解説が加えられます。元浄さんのわかりやすく軽妙な仏教語解説に思わず笑いがこぼれます。親しみやすくて飽きない、楽しい写経会でした。


続いて始まった茶話会では、参加者と元浄さんで楽しく打ち解けた話が展開します。
テーブルの上にはお茶とみかん、籠に盛られたお菓子をつまみながら。お茶は正蓮寺さんにちなんで蓮の葉のお茶。image-6.jpeg参加された皆さんに今日の感想を聞いてみると、まず「思った通りに書き写すのは難しい」といった声。じっくりお話をしてみたところ、若くしてお寺を継いだ住職の元浄さんに好感を持っておられる様子が印象的でした。

感想
参加されたお檀家さんが皆さん楽しく過ごしておられたのが印象的です。写経会を始めて数回ということですが、ほんとうにいい雰囲気でした。この写経会は平日の昼間に行われますが、昼間のご参加が難しい方には夕方からの書道教室も毎月行われているそうです。

正蓮寺さんでは写経会の他にもヨガ教室、地域に密着した様々な活動を行っています。幼稚園や保育園を開園されていることもあり、子どもやお母さん向けの活動も盛んです。(詳しくは下記のFacebookページをご参照ください)お寺で行われている活動を通じてご縁がさらにつながっていくのではないかと楽しみにしています。

会が終わった後で、元浄さんにお話を聞くことができました。インタビューを近日掲載予定です。

お寺の情報
寺院名:正蓮寺(真宗大谷派)
住所:〒410-2221  静岡県伊豆の国市南江間930
交通:伊豆箱根鉄道 駿豆線 韮山駅よりタクシー5分
Web:https://www.facebook.com/shourenji


木原健 (きはら たけし)
>>プロフィールを読む 1978年神奈川県生まれ。浄土真宗本願寺派僧侶。 東京・神谷町光明寺所属。法政大学社会学部社会学科卒業。お寺カフェ「神谷町オープンテラス」に設立時より参加。主に来訪者の接遇を担当。現場の長として「店長」の愛称で親しまれている。