【第二弾は静岡】仏像修復クラウドファンディングを成功させよう!

【第二弾は静岡】仏像修復クラウドファンディングを成功させよう!


仏像修復クラウドファンディングが帰ってきました! 「仏像修復」と「クラウドファンディング」の何ともミスマッチな組み合わせですが、この前代未聞のプロジェクトが2016年1月に成功したことは少なからず注目を集めました。文化財保護の意味においても、仏像とITの融合という意味においても非常に有意義なものであったと評価されています。


第一弾は山形県・永昌寺に安置されている「木造十六羅漢像」の一つ「第三 迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだじゃ)尊者」の修復クラウドファンディングでした。ところが反響を呼んで募集金額を遥かに突破、急遽「第七 迦理迦(かりか)尊者」も修復対象となりました。二体もの修復に目処が立ったのは、本当に驚くべき成果でした。


第一弾の様子
江戸時代から山形に伝わる、運慶の流れをくむ仏像を修復したい!(布川浩久、文化財マネージメント) - READYFOR

https://readyfor.jp/projects/eishoji


彼岸寺でも応援しました
【〆切直前】日本初!仏像修復クラウドファンディングを応援しよう

http://www.higan.net/news/2016/01/16rakan.html


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そんな第一弾から半年、第二弾となる今回の舞台は駿河、静岡市。かつて存在した建穂寺(たきょうじ)に祀られていた地蔵菩薩像の損傷が激しくなっています。大寺院だった建穂寺は明治初期の廃仏毀釈によって廃寺になり、今は新たに建てられた観音堂があるのみ。その観音堂に安置されている、400年前に制作された地蔵菩薩像を修復しようというのが今回のプロジェクトです。


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現在観音堂は住職や檀家がいないため収入はなく、地域の人々がなんとか管理していますが、仏像修復までの資金調達には限界があります。また地蔵菩薩像の文化財としての価値も非常に高く、早急な修復が望まれます。


第一弾に続き今回もプロジェクトを主導する、株式会社文化財マネージメントの宮本晶朗さんの思いを紹介します。



今回の建穂寺観音堂のように、寺院が廃寺になるなどして、いわゆる宗教法人としてではなく町内会や地域の人々によって管理されているお堂や仏像は、実は数多くあります。特に地方において、極めて重要な仏像なども安置されていながら、管理や修復するための資金がどうにも出せないような状況も散見されます。


たとえ有名でなくても仏像などの文化財は、地域で何百年も培われてきた信仰文化を示すものともいえます。こうした「地域での信仰文化」は、日本の仏教の多様性を示すものと私は考えています。


地域の信仰のあり方や歴史が見えにくくなっている昨今、それを明確に伝えているこれらの仏像を遺していかねばなりません。多くの方々にこうした現況を知っていただき、またご協力をいただければ幸いです。



また、今回一緒にクラウドファンディングに臨む、観音堂付近の住民を代表して山岸厚子さんのメッセージも紹介します。



建穂に住みついてから、70年が経とうとしている。
観音堂の近くということもあったが、何かと行事あるごとに顔を出すことが多かったと思う。物心ついた頃には安倍郡服織村建穂という地名で、ほぼ農家で50軒足らずの農村だった。


昭和50年には観音堂を新築することになり、町内会と有志の浄財によって完成された。それまで60体もの仏像が人目にふれることなく眠っており、地元に住んでいてもいつも見られるというわけではなかったが、これでようやく世間に広める第一歩となった。落成式には子供会で神輿をかついで村中を練り歩いたことが懐かしい。


平安時代や鎌倉時代の仏像もあり、過去に火事・盗難にあいながらも今でも60体を守ってきた建穂の地元の人達を誇りに思う。また、後世に引き継がなければならないという気持も強くなった。



皆さまの応援・ご協力を心よりお願い申し上げます。 合掌


静岡市の幻の寺・建穂寺に伝わる400年前の仏像を修復したい! - CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/8706


期 間: 2016年7月11日〜8月24日
対 象: 木造地蔵菩薩像
調達額: 103万円
申込み: https://camp-fire.jp/projects/view/8706


桂 浄薫 (かつら じょうくん)
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