【4/2-7】桜満開の増上寺で「常念仏」しませんか?

【4/2-7】桜満開の増上寺で「常念仏」しませんか?


桜の便りがちらほら聞こえてきて、桜満開の季節はもうすぐそこ。待望の春の到来です。


この時期東京の風物詩として人気なのが、増上寺で毎年勤められる「御忌大会(ぎょきだいえ)」。御忌(ぎょき)とは、浄土宗の開祖である法然上人の忌日法要のことで、浄土宗の大本山である増上寺で6日間にわたって開催されます。法然上人が80歳で極楽往生されたのは建暦2年(1212年)正月25日ですが、慣例的に暖かい4月に開催されており、今年2016年は805回忌にあたります。


▼ 御忌大会 | 増上寺
http://www.zojoji.or.jp/event/ev_gyokidaie.html

gyokidaie.jpg


毎年それはそれは盛大に、連日さまざまな法要や詠唱が勤められ、境内では雅楽や舞楽も行われます。本堂内での法要が厳粛でありがたいのはもちろん、実は御忌大会の見どころは法要前の練供養(ねりくよう)にあります。


練供養とは、法要を務める導師が本堂に入る前に、増上寺東側の大門を出発して三門、大殿(本堂)へと進む行列のこと。行列にはご関係のお寺さまを始め、楽人などのお手伝いの方々、キレイな衣装に身を包んだ稚児行列など、僧俗200?300名が参加して実に華やかな大行列となります。


そのような目にも麗しい練供養などに目を奪われがちですが、浄土宗の法要である限り、どこまでも主役はお念仏。「南無阿弥陀仏」とお称えして我が身の極楽往生を願うことが中心でなければなりません。そういう意味で今回ご紹介したいのは、増上寺に所属する布教師(説教師)の会である「増上寺布教師会」が主催する「常念仏」という念仏を称える会。


増上寺において法然上人の御廟(お墓)と位置付けられる「圓光大師堂」を会場に、御忌の期間中ひたすらお念仏を称えるのだそうです。主催者によると「浄土宗の僧侶はもちろん、一般の方にも多くお念仏申していただき、法然上人・阿弥陀さまとご縁を結んでいただきたいと願っています。ご都合のいい時に好きな時間だけ、少しでも南無阿弥陀仏とお称えください。一人でも多くの方のご来場をお待ちしております」とお誘いくださっています。


 日時: 2016年4月2日〜7日 午前9時〜午後4時

 場所: 増上寺 圓光大師堂(大殿の西側)

 会費: 無料

 対象: どなたでもご参加いただけます


昨今イベント化した座禅や念仏などの会がよく見受けられます。それらは仏教への入り口やお寺への敷居を下げる効果は果たしているものの、仏教の中心である修行が出し物や方法論に終止している場合も多いのではないでしょうか。イベントやワークショップで仏教に興味を持った後には、やはり本質に触れる機会をもつことを忘れてはなりません。今回ご紹介の「常念仏」はイベント要素がほとんどない、純粋な修行の一部。ぜひ足を運んで、修行を実践してみてくださいね。


jyounenbutu2.jpg

map.jpg


桂 浄薫 (かつら じょうくん)
>>プロフィールを読む