【〆切直前】日本初!仏像修復クラウドファンディングを応援しよう

【〆切直前】日本初!仏像修復クラウドファンディングを応援しよう


「クラウドファンディング」という取り組みをご存知でしょうか? クラウドファンディングとは、さまざまな活動やアイデアをネット上でプレゼンテーションすることで、その賛同者から資金を集められる仕組みのこと。既に多くの活動がクラウドファンディングによって実現し、社会的にインパクトある実績も生まれています。


そのような中でも、日本初の企画がクラウドファンディングでスタートしました。それはなんと「仏像修復」を目指して資金調達しようとするもの。仏像という信仰の対象であるものを、現代的なクラウドファンディングという仕組みでどうにかしようとするなんて......一見馴染まないように思える試みですが、どんな狙いがあるのでしょうか?


クラウドファンディングの〆切直前ながら、その仕掛け人である「文化財マネージメント」代表の宮本晶朗さんが思いを語ってくださいました。また、仏像が安置されている永昌寺(山形県河北町)副住職の布川浩久さんもメッセージを寄せてくださっています。


どうぞご一読いただき、この画期的なチャレンジを共に応援しませんか?


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「文化財マネージメント」代表の宮本と申します。

文化財マネージメントは「地域文化財の修復・保護の支援事業」を行っている団体です。

当方と山形県河北町・永昌寺の共同プロジェクトとして、日本初の試みである「仏像修復クラウドファンディング」を実施し、仏像修復費を広く一般から集めることに挑戦しています。

クラウドファンディングは、READYFORにて「江戸時代から山形に伝わる、運慶の流れをくむ仏像を修復したい!」と題し、124日まで実施中です。

https://readyfor.jp/projects/eishoji

 

 

現在、地方、特に過疎地域では、人口減少に伴う檀家数の減少により、経営が困難になっている寺院が数多くあります。そうした過疎地域にある寺院では、金銭的な問題や高齢化に伴う人手不足の問題などから、仏像のような信仰の対象である文化財でさえ、修復したり適正に管理・保護していくことが困難で、損傷しているもののそれを放置せざるをえない現状があります。

 

日本には、歴史的都市として名高い場所だけでなく、地方の隅々にまで仏像が祀られています。たとえば、小さな町の集落の寺院に平安時代の仏像が祀られていることすら、さして珍しいことではありません。地方や過疎地域にも、何百年、千年と永くにわたって信仰されてきた仏像などの文化財が多くありながら、それらを将来にわたって管理していくのは非常に難しい状況に直面しています。永く続いてきた地域の信仰が途絶えてしまう、危機的な状況に立たされているといえます。

 

仏像などの文化財の修復に、国や自治体からの補助金を活用すればいいのではないか、としばしば指摘されます。しかし、未指定の文化財(国宝・重要文化財などといった「指定文化財」でないもの)に、補助金が出ることはほとんどなく、特に、仏像のような宗教に関わる文化財(指定文化財を除く)は、政教分離の原則から国や自治体から助成金を得ることもできません。

 

こうした過疎地域の寺院とそこにある文化財の八方ふさがりの状況に対して、当方「文化財マネージメント」では「クラウドファンディング」という資金調達方法を用いて改善を図るべく支援事業を行っております。現在まで、仏像の修復費をクラウドファンディングで集めた事例は国内になく、画期的な試みといえます。

 

クラウドファンディングとは、特定の目的や独創性を支援するために、クラウド(人々、大衆)からファンディング(資金調達)することで、資金提供者は寄付もしくは将来できる製品や何らかの特典を得ます。ほとんどがインターネットを通じて行われ、少額を多くの人々から集めることも可能であるのが、大きな特徴です。クラウドファンディングは「現代版の勧進」ともいえ、仏像などの修復にクラウドファンディングを活用するのは、むしろ最も自然な行為であると考えています。

 

クラウドファンディングは全国から資金を集めることができるのと同時に、全国の人々の関心を集めることが可能であるのも大きな特徴です。当方では、クラウドファンディングを契機として過疎地域の寺院や文化財について多くの人々に関心を持っていただき、場合によっては足を運んでもらうようなことを促して、地域と寺院の活性化のための支援を行っています。

 

 

当方の第1弾の支援事業として、山形県河北町の永昌寺副住職・布川浩久との協働プロジェクトという形で、124日までの期間で、クラウドファンディングプラットフォームRAEDYFORで、仏像修復費の調達を行っています。

https://readyfor.jp/projects/eishoji



布川副住職は、彼岸寺でもお馴染みの「未来の住職塾」の東京2期生です。以前から地域の歴史文化を遺し、地域とともに寺院を活性化していくための活動をしています。また、新しい取り組みにも大変積極的であったことなどから、当方と今回のプロジェクトを協働することとなりました。

 

支援対象は、永昌寺に安置されている江戸時代後期に制作された「十六羅漢像」のうちの1体です。運慶の流れをくむ京都の仏師による制作で、地域の歴史を考える上でも、また美術史的にも重要になってくる仏像です。

 

永昌寺は曹洞宗の中規模の寺院ですが、地域の過疎高齢化と、2013年に仏像や位牌を護るために本堂・庫裏・開山堂の屋根改修工事を行った関係で、どうしても十六羅漢像の修復にまで資金が至らないという現状があり、今回クラウドファンディングによって、総額83万円の資金調達を試みています。113日現在で、総額の90%751,000円のご支援に至っています。

 

文化財マネージメントによる「クラウドファンディングを活用した地域文化財の修復・保護の支援事業」は、過疎地域と寺院、そしてそこにある文化財を活性化させ、今後も信仰や歴史文化を遺していくための新しい潮流と自負しています。こうした取り組みにご参加いただければ幸いです。なお、当方では文化財の修復や保護などについて寺院様からのご相談もお受けししておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

・文化財マネージメント http://bunkazai-mgt.jp/

・永昌寺 http://eishoji.info/

 


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こんにちは。「未来の住職塾」東京2期生で、山形県河北町の永昌寺副住職をしております布川浩久です。

2年前、仏像について学ぶ機会があり、仏像に興味を持つようになりました。それがこの取り組みのきっかけです。

 

ご支援くださった方からの「応援コメント」をご紹介します。

「文化財を守りたいと思っても、土地の人間でなかったりすると関わり方がわからないことが多いです。そんな中、そういった垣根を取り払う画期的な取り組みだと思います」

「こういうやり方もあるのですね。私も文化財保護に携わっている身でして、非常に興味深く拝見しております」

 

また、支援者へのリターンとして町の特産物を選ばせて頂きました。支援するしないに関わらず、郷土のことを知ってもらうのが狙いです。

 

「この仏像はどこで誰がつくったか? 誰が発起人? 資金はどうやって集めたか? どこを通って運ばれてきたか? 仏像が寺に到着した時の人々の反応はどうだったか?」当時の様子を想像するとワクワクします。仏像を京都から招いた当時の、地元の経済や文化の交流に興味を持ち、地元の歴史に愛着と誇りを持つ。それが仏像を修復することの本当の意義かもしれません。

 

クラウドファンディング募集期間も残りあとわずか。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。 合掌

 


桂 浄薫 (かつら じょうくん)
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