【集計結果&レポート】夏の古本勧進(第3弾)のご報告

【集計結果&レポート】夏の古本勧進(第3弾)のご報告


この夏に開催された「古本勧進」第3弾の集計結果が出ましたのでご報告します。


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   期間:2014年7月〜2014年9月31日
   参加:お寺は19カ寺(うち三帰会12カ寺)、個人は8名
   ダンボール数:241 箱
   書籍数:12,538 冊
   寄附総額:153,957 円


 ※ 寄附金額は全額、下記の東北の子どもたちの支援団体に寄附させていただきます。

 ● 一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン(学校外教育バウチャー) http://www.cfc.or.jp/

 ● NPO法人フローレンス(ふくしまインドアパーク) http://fukushima-indoorpark.jp/


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第1弾(2013年 夏)・第2弾(2013〜2014年 年末年始)に次いで、第3弾も大きな成果を上げることができました。その主な要因に、大阪市天王寺区の寺町にある浄土宗寺院の青年部「三帰会」がまとまって協力してくれたことがあります。その数なんと、15カ寺! 実際に古本が集まったのは12カ寺でしたが、檀信徒を中心にお声がけくださり、大阪中の古本が古き良き寺町に集まってくるかのような事態になりました。


参加数(お寺・個人)もダンボール数も書籍数も過去最高の数となりました。さらに、ハガキ(第2弾は未投函ハガキ1枚を50円で買い取り)なしで、16万円にせまる寄附金額になるとは驚きです。全3回で合計約44万円ものボリュームとなり、それだけ東北の子どもたちの未来に貢献できたことが嬉しいです。


これもひとえにお寺・ご縁の皆さんのおかげです。心より感謝申し上げます。引き続き、年末年始に開催予定の第4弾もよろしくお願い致します。


最後に今回のキーマン、「三帰会」会長の国子克樹さん(光傳寺・未来の住職塾 二期生)のレポートをご覧いただき、古本勧進 第3弾の報告とさせていただきます。 合掌


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■ 「三帰会」会長の国子克樹さんのレポート


私たち三帰会は大阪市天王寺区下寺町にある寺町の青年部にあたる会です。今回、三帰会の活動の一環として古本勧進に参加しました。約2カ月間にわたっての活動というのはこれまでにはない活動形態でもあり、暑い中で文字通り汗をかきながらの活動になりました。


浄土宗 大阪教区 大江組「三帰会」(15カ寺)
(稱念寺・浄國寺・金台寺・大覚寺・心光寺・宗念寺・光傳寺・西徃寺・法界寺・宗慶寺・称名寺・西照寺・幸念寺・西念寺・良運院)


参加したメンバーの感想をいくつか抜粋してご紹介させて頂きたいと思います。


・ 当初は普段よく接している檀家さんが寄附してくれるだろうと考えていました。しかしながら、フタを開けてみると、年1〜2回しか伺わない檀家さんの方がよく寄附していただき、改めて会話のタネとなりました。(金台寺・津留弘孝)
・ お檀家さんに初めてこのような活動に参加していただきまして、思っていた以上に皆さま快くご賛同いただけました。(大覚寺・小寺貴雄)
・ 多数の檀家さんから協力して頂けることがわかりました。協力できなかった檀家さんからも色々お声かけを頂きました。檀家さんと色々お話する機会が増えて良かったと思います。(称名寺・乾史樹)
・ お檀家さんにお話したところ、「自分の要らないものを誰かの為に」と本当の喜捨の心を実感しました。(西念寺・吉原徹哉)


改めて檀家さんとの関係性に気付く、貴重な機会となりました。法要やお参り以外での檀家さんと関わるひとつのきっかけにもなったのではないでしょうか。他にはこんな感想もありました。


・ なかなか宗教活動に参加してもらえない中、別の形での寺の関わり方でならその可能性がある、と気づけた。(宗念寺・佐々木昌道)
・ 今までお寺からの発信はほぼ行事や年回法要の案内に限られていましたが、今回、古本勧進という新たな取り組みを発信することができました。思いのほか、お寺からの発信を気にかけてくれていることが分かりました。(良運院・篠原多佳)


お寺の活動として年中行事や法要以外に何をしたらいいのか、何ができるか、今回の活動をきっかけにその可能性を考えさせられました。さらにこんな声も。


・ 最終的に冊数ばかり気にする自分がいて、今回の目標はなんであったかと自戒するところもあります。ですが、やはり合計の数字を見たときは有り難く思いました。(浄國寺・好川天臣)


ついつい欲が出てしまうのでしょうか。勧進中にある「あるあるネタ」です。そして、実際に寄附して頂いた方々からの声や感想です。


・ 捨てる予定の本が息を吹き返し、お役に立てるのなら喜んでと言ってもらえました。(光傳寺の檀家さま)
・ 本がないので現金で寄附したいです。(稱念寺および良運院の各檀家さま)
 ※ 実際に現金での寄附があり、今回の古本勧進で支援する団体へ直接送りました。


三帰会のメンバーの多くは副住職で、まだ父親が住職を務めるお寺が多く、活動を進めるにあたっては家族の協力も必要です。と同時にこの家族の人たちにもお寺の活動の可能性を考える一つの機会を提供することになったかと思います。古本勧進は、支援活動はもちろんのこと、携わる方々皆さまが学ぶことの多い活動だと感じました。


三帰会の参加によって、一ヶ寺ではなく寺町のお寺全体が一つの目的に向かって動くという活動となりました。


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光傳寺(こうでんじ)
大阪市天王寺区下寺町1-3-64
副住職:国子克樹さん

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桂 浄薫 (かつら じょうくん)
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