歳末たすけあい古本勧進のご報告 〜古本も年賀状も〜

歳末たすけあい古本勧進のご報告 〜古本も年賀状も〜


全国のお坊さんがご縁のある方々にお声がけしながら、不要になった書籍をお寺に集め、集まった書籍の買取金額を全額、東北の子どもたちの学習支援団体に寄付させていただく活動「古本勧進」の第2回が開催されました。


今回は開催時期が年末年始ということで『歳末たすけあい古本勧進』と銘打ち、各地でお坊さんが中心となって勧進活動を行いました。年末の大掃除の時期にはまとまった量の本が出やすいこともあり、また歳末の助け合いの意味も込めて、古本買取の協力会社(株)バリューブックスが買取価格20%アップで対応してくださいました。また年賀状の季節でもあるので、書き損じハガキも買取対象としました。書き損じたり使わずに置いてあったハガキは1枚50円で買取しました(未投函のものに限る、年賀状も普通ハガキも可)。


参加寺院は9カ寺、個人参加が8名の集計結果は以下のようになりました。


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   期間:2013年12月〜2014年1月31日
   参加寺院は9カ寺、個人参加が8名
   書籍総冊数:5,617 冊
   ハガキ総数:1,572 枚
   寄付総額:192,483 円


第1回との比較は以下のようになり、寄付金額が倍増という素晴らしい結果となりました。20万円という大台にあと一歩と迫りました。


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第2回参加寺院の多くは4カ月前の第1回にも参加してくださったので、今回は古本がなかなか集まらないかも・・・という不安がありましたが、お檀家さんやご縁の方々への呼び掛けをさらに強化することによって驚くほど沢山の古本が集まりました。私も前回古本を出してくださったご家庭は難しいかと思っていましたが、「少しだけですが役立ててください」とご協力くださり、感謝するばかりでした。少しずつ「本を読んだらお寺へ」という意識が浸透してきたのかも知れません。


また、ハガキも募集中とお伝えすると予想以上の反応がありました。未投函のハガキは郵便局で1枚5円の手数料で新品に交換可能です。それはどなたもご存知だったのですが、「もう使わないから」「交換するより寄付したい」「ずっとタンスの奥にしまってあったから」と言いながら差し出してくださいました。50円という目に見える価値があるものを数十枚もご寄付くださることに感謝するとともに、こうして手元にあるものを手放していくという修行をしてくださっているのかと非常に有り難く感じました。


さらに今回特筆すべきは、前回より認知度が高まったお陰か個人での参加が増えたことです。「古本を寄付したいが、近所のお寺では集めていない」「ご縁あるお寺が遠いので持ち込めない。取りに来てもらう手間より直接送りたい」という方々が、彼岸寺へお問い合わせくださり、寄付が実現しました。今後さらに個人での古本勧進の輪が広がる可能性を感じました。


今回の活動で生まれた資金は第1回と同様に、東北の子どもたちの学習支援を行う二つの団体へ全額寄付致しました。


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▼ 一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン http://www.cfc.or.jp/

学校外での教育を十分に受けることができない子どもたちに対して、塾・予備校・習い事等で使えるクーポン(バウチャー)を提供し、子どもの学校外での学びの機会を保証しています。


200冊の書籍で、中学生・高校生が予備校の夏期講習を受講し、受験勉強をすることができます。400冊の書籍で、小学生が学習塾を3ヶ月間利用し、学習の機会を得ることができます。(※買取金額が1冊50円の場合)


▼ NPO法人フローレンス(希望のゼミ) http://kibounozemi.jp/

子どもが熱を出した時に保育園にかわって預かる「病児保育」を行なってきた団体です。東日本大震災以降、塾への通学や進学を諦めざる得ない子どもの増加が予測されます。「希望のゼミ」では被災地で、進学や将来の夢にむかって頑張る中高生の自主学習を支援しています。


60冊の書籍で、学習室で学習指導員が10名の生徒に対し1回の学習サポートを行うことができます。(※買取金額が1冊50円の場合)
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以上、書籍とハガキを通して東北地方の子どもたちの学習支援に充てることができたこと、買取された書籍が別の方の手に渡り新たな命を得ることに繋がったことをご報告するとともに、ご協力いただいた皆さまに深く感謝申し上げます。ではまた第3回でお会いしましょう! 合掌


桂 浄薫 (かつら じょうくん)
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