【レポート】松本紹圭 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 公開講演会

【レポート】松本紹圭 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 公開講演会

12月18日(火)午後7〜9時、立教大学にて松本紹圭(未来の住職塾塾長)が講演しました。「立教大学大学院ビジネスデザイン研究科主催 公開講演会」として大学生・大学院生らを前に、ビジネスの観点を踏まえながら仏教界の変革者としての活動を紹介しました。 



そのレポートを「寺ネット・サンガ」代表の中下大樹さんがご寄稿くださいましたので、以下にご報告します。


寺ネットサンガ|「生老病死」悩みの駆け込み寺 


■講演 アントレプレナーが起こす変革 ?「0」から「1」よりも難しいスタートアップとは?
■講師 松本紹圭さん
■講演を聞いた感想

当初、経済や経営に疎い私でも理解できるかな?という若干の不安はありました。しかし、いい意味でその不安は裏切られました。分かりやすく、かつ、非常に示唆に富む話が満載で、気が付けば、あっという間の二時間でした。

松本さんは、お寺という業界の変革の為に立ち上げた「未来の住職塾」での取り組みを紹介しつつ、「お金はあの世には持っていけません」「ご縁を大切にする」「無私のリーダーシップが必要ではないか?」「人間存在の真理・自分を追及していく意味」の話にも触れられ、単に「経営者として儲かればいい」といった話ではなく、「人は何のために生きるのか?」「次世代や未来に何を残せるのか?」といった哲学的な問いにまで突っ込んでお話しされた点が印象に残りました。

話のメインは「社会資本としてのお寺の活用」でしたが、そのお話はお寺というい業界だけの話に留まらず、むしろ「あなたは限りある命をどう生きるのか?」いう投げかけでもあり、お寺という概念を超えて「あなたはこれからの社会をどう作っていたいのですか?」という「生き方」の話にまで昇華されている点が素晴らしかったです。

「何のために働くのか・・・」それは多くのビジネスマンにとって、誰しもが一や二度、直面する問題でもあります。その核心に触れるお話だったと思います。

そして、そこでも終始一貫して問われていたのは「自己認識の転換」の重要さ。そらくご本人も悩みながら、ご自身に常に「これでいいのか?」と問い続けてらっしゃるのだろうと感じました。

講演を聞き終えて「死は生命にとって唯一にして最高の発明だ」「もし今日が自の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?」語ったと言われているS・ジョブズ氏の言葉を改めて思い出しました。

「今を生きることの大切さ」を、しみじみと痛感した次第です。

素敵な講演を聞かせて下さった講師の松本紹圭さんに改めて感謝致します。 合掌

真宗大谷派僧侶・中下大樹


彼岸寺編集部 (ひがんじへんしゅうぶ)
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