日蓮宗宗務院主催『第2回 地域社会のためのお寺の活用アイデアコンペ』の結果が決定!

日蓮宗宗務院主催『第2回 地域社会のためのお寺の活用アイデアコンペ』の結果が決定!


2011年秋より募集されておりました、日蓮宗宗務院による『第2回 地域社会のためのお寺の活用アイデアコンペティション』の結果が発表されました!「地域(まち)とコミュニティ(つながり)とお寺の活性化」をテーマに掲げ、お寺と地域を結ぶ元気な地域コミュニティのデザインアイデアが募集された今回は、なんと前回の2倍以上となる400通を超える応募が集まったとか。

審査を行ったのは、立教大学観光学部教授・清水愼一氏や、旅ジャーナリスト・のかた あきこ氏などバラエティに富んだ4人の審査員。その厳正な審査の結果、神奈川県の会社員、岡田 英昭さんの「古地図から始まる『お寺はふるさとの生き証人』プロジェクト」が大賞に輝きました。このプロジェクトはお寺の空間性、歴史性を前面に押し出し、お寺の境内に大きな小地図による町の案内板を設置しようというもの。そして地域の人達から古い写真の提供を呼びかけることで、まちの昔の姿や、地域本来の風土について誰にでもイメージしやすくなり、またお寺への人の流れも同時に創出され、お寺と地域の歴史を軸に、新しいコミュニティを生み出そうというアイデアです。


大賞の他にも、優秀賞に3作品、入賞に3作品が選ばれました。どれも素敵なアイデアで、お寺の取り組みやすさも考慮に入れられているものばかり。その中でも私が個人的に良いなと感じましたのは、優秀賞に輝いた、神奈川県の原澤 雅和さんの「Flower Party=BuddhistMas はスイーツの祭典! で地域活性化!」です。このアイデアは、お釈迦さまの誕生日である「花まつり」を宗教的な行事に留めるのではなく、春の祭りとして地域に根付かせることを目指すというもの。仏事以外での地域の人との関わりを生むことで、お寺への親しみも深まり、地域のお菓子屋さんとコラボしたり、「花まつりスイーツ」のレシピを募集することで、お寺と地域がともに盛り上がるのではないでしょうか。そして「花まつり」は多くのお寺で執り行なわれておりますから、どこのお寺でも取り組みやすい活動ではないかな、と思います。さらには「花まつり」自体も、地域を超えて盛り上がっていく可能性を秘めた、まさに一石三鳥のアイデアではないでしょうか!


他にも様々なお寺と地域を盛り上げる素敵なアイデアがありますので、これからのお寺の活動を考える上で大変参考になるはずです。お寺の皆さま、要チェックですよ。


そして今回受賞しましたアイデアは、「実現プロジェクト」として、アイデアを実現してくださるお寺を募集し、それを支援するという活動も行われます。第一回目のアイデアは、今「実現プロジェクト」として支援寺院が決定。こちらのプロジェクトからも目が離せませんね。


各受賞アイデアはこちらからご覧ください。

http://www.nichiren.or.jp/information/shuumuin/20130212-1324/


日下賢裕 (くさか けんゆう)
>>プロフィールを読む 1979年、石川県生まれ。浄土真宗本願寺派の僧侶、布教使。 広島大学人文学部東洋史学科卒業後、本願寺派の教育機関である中央仏教学院、伝道院にて仏教を学ぶ。 現在は故郷の山中温泉にて、本願寺派の若手僧侶が作るサイト「メリシャカ」や「彼岸寺」との関わりを通して、仏教を外に発信するとともに、地元の人たちに愛されるお寺作りに挑戦中。