【7/22】被災地復興へ祈り 若き仏師たちによる『―ENISHI―仏像奉納プロジェクト』 鑿入れ式を開催

【7/22】被災地復興へ祈り 若き仏師たちによる『―ENISHI―仏像奉納プロジェクト』 鑿入れ式を開催

「被災地で失われた命を弔い祈りをささげられる仏像を彫りたい」。若き仏師さんたちが、被災寺院への仏像奉納に取り組んでおられます。奉納先寺院は、地震と津波、激しい火災で堂宇のすべてを失った岩手県大槌町の江岸寺(こうがんじ)。7月22日には、釈迦如来坐像の鑿(のみ)入れ式を、薬師寺東京別院にて執り行われます。

※写真は2012年3月11日に江岸寺で行われた鑿入れ式(撮影:たかはしじゅんいち氏)



『―ENISHI―仏像奉納プロジェクト』は、仏師である三浦耀山さん、加藤魏山さん、截金(きりかね)師の鷲尾美陽子さんたちが立ち上げたプロジェクト。今回、薬師寺の執事、大谷徹奘師の御尽力により江岸寺への奉納が決まり、去る3月11日には江岸寺にて鑿入れ式を行いました。

2011年3月11日江岸寺で行われた鑿入れ式のようす(たかはしじゅんいち氏撮影)
鑿入れ式とは、仏像を作るときに完成の無事を祈り、多くの方に仏像との深い縁を結んでいただくために行われる儀式。仏像となる用材を祭壇にまつり、合掌したのち前に進み出て一鑿入れます。削り出した木片は"仏像の御分身"として持ち帰り、身につけることができます。

2011年3月11日江岸寺で行われた鑿入れ式のようす(たかはしじゅんいち氏撮影)
7月22日には、同師の御配慮によって、薬師寺東京別院でも鑿入れ式を執り行います。「鑿を入れて頂く事で多くの方が仏像と縁を結び、その想いが被災地へと紡がれていくことを祈りたい」と加藤さん。被災地の復興を願い、その祈りのシンボルともなる仏像と縁を結びたいと思いを寄せる方は、ぜひこの機会に鑿入れ式にご参加されてはいかがでしょうか(誰でも参加できます!)。

被災地復興への祈りを伝えるために、あるいは100年、1000年の未来を祈る仏像と縁を結ぶために、またとない機会だと思います。なお、鑿入れ式の前には大谷徹奘師による法話も聞かせていただけるそうです。


開催概要
日時:2012年7月22日(日)
13時より 大谷徹奘師の法話(どなたでも自由に参加して頂けます)
14時30分より鑿入れ式
場所:薬師寺東京別院(東京都品川区東五反田5-15-17)
交通アクセス:JR「五反田駅」より徒歩7分
お問い合わせ:butuzohono@gmail.com
Facebookページ『仏像奉納プロジェクトーENISH?
Facebookイベントページ『仏像奉納プロジェクト 鑿入れ式』

■関連記事
千年の未来を祈る仏師さん



杉本恭子 (すぎもと きょうこ)
>>プロフィールを読む 大阪生まれ東京経由京都在住のライター。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業。お寺取材を経験するうちに「お坊さん」に興味を持ちインタビューを始める。