禅文化研究所がAndroidアプリ『京都禅寺巡り』をリリース

禅文化研究所がAndroidアプリ『京都禅寺巡り』をリリース
臨済宗・黄檗宗各派の研究機関 禅文化研究所は、寺院ナビゲーションアプリ『京都禅寺巡り」を2011年11月1日にリリースしました。京都にある宗派寺院72か寺を総合的に案内すると同時に、「スタンプラリー」や「禅クイズ」など遊び心あるコンテンツも充実。禅僧ならではの自由闊達な発想で作られた名アプリです。

『京都禅寺巡り』は、臨済宗・黄檗宗の72か寺の拝観情報、アクセス情報のほか、各寺院の歴史にゆかりある人物や仏像、庭園、襖絵などについて、同研究所の監修のもと各寺院の協力を得て紹介。たとえば、寺院の山門や開山禅師の生涯、襖絵の作者や文化財的意義なども詳しく説明しています。お寺側からの深みある解説には、観光ガイドなどでは満足できない寺ガールも大満足まちがいなしです。

また、有名寺院や本山だけでなく周辺の末寺も併せて案内。南禅寺、天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、大徳寺、妙心寺、萬福寺、永源寺の9本山と、高台寺、龍安寺、金閣寺、銀閣寺の13寺院を中心に、訪れた寺院の周辺にあるかくれた名刹をガイドしてくれます。

京都禅寺巡りのサムネール画像通常、各派末寺では拝観時のパンフレットや掲示板などの情報しか得られませんが、『京都禅寺巡り』ではこれらの寺院にある貴重な宝物などもていねいに紹介。歴史や仏教に関心を持つ人たちのニーズに応えると同時に禅や禅文化の普及、各寺院と周辺寺院の活性化をサポートします。

また、各寺院が所蔵する仏像や絵画、庭園、季節ごとの寺院の風景などの画像も提供。スマートフォンならではの美しい表示で楽しめます。『RINNNOU.NET』で掲載されている、布教師による法話や禅語解説も提供し、観光を楽しむ人たちが仏教に触れる機会作りも大切に考えられています。

遊び心あるお楽しみコンテンツも充実しています。「石川五右衛門の『絶景かな、絶景かな』で知られる山門のある寺院は?」など、禅と歴史に関する問題を出題する『禅クイズ』を用意。問題は、禅文化研究所のお坊さんが考えられたそうで、禅僧ならではのユーモアが渋いです。また、GPS機能を利用して上記13寺院内の特定のポイントに立ってボタンを長押しすると寺紋が浮かび上がる「スタンプラリー」も搭載。これはぜひコンプリートしてみたいものですね!

京都禅寺巡りほかにも、収録されている画像と同じ風景の前に立ってカメラを起動し、実物の風景と画像を重ね合わせると、真夏でも紅葉のイメージが見られるコンテンツなどもあるそうです。行き先が決まっていないときは、「自然」「建築」「庭園」「食事」「体験」などの8項目から選択すると、「体験」なら「坐禅」「法話」「写経」などのサブカテゴリを表示。そのときの気分に合わせて、行きたい寺院を探すことができます。

あたりまえのことですが、お寺や仏教を一番よく知っているのはお坊さんです。禅僧自らが禅寺と禅を本気で解説したアプリには、他の追随を許さないコンテンツ力があります。今年の秋、京都で紅葉を楽しむ予定のある人、あるいは単にお寺や仏教に関心のある人はぜひダウンロードを! ちなみに、京都の紅葉の名所の多くは臨済宗・黄檗宗のお寺ですよ。

禅文化研究所は、昭和39年に山田無文師(初代所長、花園大学名誉学長)と村上慈海師(初代理事長、元金閣寺住職)を中心として創立。臨済禅・黄檗禅公式サイト『RINNOU.NET』を運営するなど、寺院からのていねいな情報発信を行っておられます。今回のアプリ開発では、同宗門の各本山や末寺に対して事業活動の企画・マーケティング・運用を代行し、寺院の発展と伝統文化の継承、住職の生活基盤の安定などの支援業務を行う「和合舎」、日本システム技術が提携して行いました。

今後、どんな仏教アプリが登場するのか楽しみになってきました。あ、『彼岸寺』の坐禅アプリ『雲堂』(for iPhone)もよろしくです!

禅文化研究所 公式サイト

http://www.zenbunka.or.jp

京都禅寺巡り(AndroidMarket)
https://market.android.com/details?id=jp.co.jast.templenavigation




杉本恭子 (すぎもと きょうこ)
>>プロフィールを読む 大阪生まれ東京経由京都在住のライター。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業。お寺取材を経験するうちに「お坊さん」に興味を持ちインタビューを始める。