東京国立博物館で特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」がスタート!

東京国立博物館で特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」がスタート!
東京国立博物館・平成館にて特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」が、10月25日(火)より始まりました。日本仏教界に大きな影響を与えた二人の僧侶の関係に迫る、史上初の合同展です。

以前もこの「時事」にてお知らせしましたように、今年は浄土宗の開山・法然の800回忌に当たる年であると同時に、浄土真宗の開山・親鸞の750回忌に当 たる年でもあります。それを記念して開催されるこの特別展は、浄土宗、浄土真宗両宗派の全面的な協力のもと、二人を繋ぐゆかりの宝物、190件が出品されます。しかもその約半数が国宝・重要文化財という豪華さ。

その中でも目玉と言えるのは、通称「鏡の御影(かがみのごえい)」と呼ばれる親鸞の肖像画、国宝「親鸞聖人影像」、そして法然の生涯を描いた絵伝、国宝 「法然上人行状絵図」ではないでしょうか。「親鸞聖人影像」は鎌倉期の肖像画の傑作と言われ、親鸞の持つ強烈なまでの個性が生き生きと描かれている作品です。また「法然上人行状絵図」は、全部で四十八巻で構成される大作で、鎌倉後期の宮廷絵師の画風を今に伝える、美術的にも歴史的にも貴重な作品です。

さらには法然直筆の書状である「源空(法然)書状」や、親鸞直筆による「教行信証(坂東本)」、浄土教迫害の歴史や、親鸞(綽空)が法然門下にいたことを物語る「七箇条制誡」、浄土仏教の思想を描いた「地獄極楽図屏風」や「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」などなど、当時の歴史や美術、思想を知る上で欠かせない作品が多く展示されております。

800年の時を経た、師弟の再会。皆さまも是非、歴史的な邂逅の立会人となってみられてはいかがでしょうか。

なお、期間中は展示の入れ替えもありますので、こちらの作品リストから展示の予定をご確認の上お越しください。公式サイトでは二人の好きだった食べ物などについてのコラムなどもありますので、こちらも要チェックです。

また期間中、10月28日(金)、11月19日(土)、11月26日(土)には記念講演会も予定されております。こちらも合わせてご参加ください。

「法然と親鸞 ゆかりの名宝」
会場:東京国立博物館 平成感(東京都台東区上野公園13-9)
会期:平成23年10月25日(火)〜12月4日(日)【36日間】
休館日:毎週月曜日
開館時間:午前9時30分〜午後5時 (ただし金曜日は午後8時まで)
     *入館は閉館の30分前まで
料金:
・当日:一般1500円、大学生1200円、高校生900円
・前売:一般1300円、大学生1000円、高校生700円
・団体(20名以上):一般1200円、大学生900円、高校生600円
※障がい者と介護者1名は無料(障害者手帳などの提示が必要)

記念講演会
・10月28日(金)18:00〜18:45
◯法然と親鸞
松岡 正剛氏(編集工学研究所所長 日本文化研究家)
・11月19日(土)13:30〜15:00
◯特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」について
高橋 裕次(東京国立博物館 博物館情報課長)
・11月26日(土)13:30〜15:00
◯法然上人に近づく
西山 厚(奈良国立博物館 学芸部長)
会場:東京国立博物館 平成館 大講堂 定員:各回380名(事前申し込み制、応募多数の場合は抽選)
聴講料:無料(ただし、本展覧会の観覧券が必要。半券でも可、その場合は別途入館料600円が必要)
お申し込みの詳細はコチラから。http://www.honen-shinran.com/news_topics.html

主催:東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
後援:文化庁協賛:トヨタ自動車、日本写真印刷、三井住友海上火災保険
特別協力:
知恩院、増上寺、金戒光明寺、知恩寺、清浄華院、善導寺、光明寺(鎌倉市)、善光寺大本願、光明寺(長岡京市)、禅林寺、誓願寺、遊行寺、西本願寺、京都 東本願寺、専修寺、佛光寺、興正寺、錦織寺、毫摂寺、誠照寺、専照寺、證誠寺
お問い合わせ:ハローダイヤル TEL.03-5777-8600

日下賢裕 (くさか けんゆう)
>>プロフィールを読む 1979年、石川県生まれ。浄土真宗本願寺派の僧侶、布教使。 広島大学人文学部東洋史学科卒業後、本願寺派の教育機関である中央仏教学院、伝道院にて仏教を学ぶ。 現在は故郷の山中温泉にて、本願寺派の若手僧侶が作るサイト「メリシャカ」や「彼岸寺」との関わりを通して、仏教を外に発信するとともに、地元の人たちに愛されるお寺作りに挑戦中。