自死をめぐる2500通の手紙が生んだ、藤澤克己さん『いのちの問答』が発売中

自死をめぐる2500通の手紙が生んだ、藤澤克己さん『いのちの問答』が発売中

年間3万人以上もの人が、「自死」という亡くなり方をする現代日本。この、人のいのちや生き方に関わる大きな問題に、「生死」を問い続ける僧侶として、どうにかしたいと立ち上がったのが、「自殺対策に取り組む僧侶の会」です。その代表者でもあります、藤澤克己さん(安楽寺住職)が、幻冬舎より『いのちの問答』を出版されました。 


この書籍は、「自殺対策に取り組む僧侶の会」が、自死に関しての相談活動として取り組んでこられた手紙相談「自死の問い・お坊さんとの往復書簡」という、2500通以上の手紙がもとになったものです。そのやりとりの中から見えてきた"生きるヒント"が、あたたかい言葉、そして仏教の教えと共に綴られています。 

"死にたいのではなく、生きているのがつらいのではないですか。" 

自死しないことだけではなく、"一人ひとりが生き生きと暮らし、安心して悩むことのできる社会"を目指される藤澤さんたちの活動が一つの形となったこの書籍。それは、たくさんの悩みにひとりで立ち向かわざるをえない、今を生きる私たちに差し出された、あたたかい慈悲の手とも言えるでしょう。 

挫けることが許されない、人に頼ることが良しとされない時代だからこそ、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

いのちの問答いのちの問答
藤澤克己 自殺対策に取り組む僧侶の会

幻冬舎 2011-02-24
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関連タグ:自殺 自殺対策に取り組む僧侶の回 自死 手紙相談 出版 カテゴリ:ニュース

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日下賢裕 (くさか けんゆう)
>>プロフィールを読む 1979年、石川県生まれ。浄土真宗本願寺派の僧侶、布教使。 広島大学人文学部東洋史学科卒業後、本願寺派の教育機関である中央仏教学院、伝道院にて仏教を学ぶ。 現在は故郷の山中温泉にて、本願寺派の若手僧侶が作るサイト「メリシャカ」や「彼岸寺」との関わりを通して、仏教を外に発信するとともに、地元の人たちに愛されるお寺作りに挑戦中。