GDPと心の豊かさ

日経新聞を読んでいたら、識者へのインタビューの中で「GDPより心の豊かさが大事」という考え方が、「一種の精神論」として若干否定的なニュアンスで述べられていました。

でもどうなんでしょう、GDPより心の豊かさが大事というのは言うまでもないことであり、精神論でもなんでもないような気がします。たぶん記者としては「GDPの下落を精神論でカバーしようとするのはいかがなものか」と言いたかったのでしょう。

たしかに、日本の経済力によって日本人としての自尊心を保っている人は、経済力の衰退を精神論や過度な愛国心でカバーしようとする傾向があります。私もその考え方には、ちょっと無理があると感じます。

「GDPより心の豊かさが大事」なのは当然ですが、「GDPと心の豊かさはあまり関係ない」ということも押さえておくべきですね。心の豊かさを大切にしつつ、日本からそして世界から貧困をなくすことが先決ではないかと思います。(松本圭介)

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