今日は、これからの人生で最も若い。 同時に、今日があなたの命日かもしれない。

今日は、これからの人生で最も若い。  同時に、今日があなたの命日かもしれない。
僕はいま31歳

今年で32歳になります。

さっきFacebookを眺めていたら、最近全然会っていない友人と知人の二人が、ある市議会と区議会の選挙に立候補していました。それぞれ、32歳。二人とも動画の中で必死に握手をして、これでもかってくらいに頭を下げて、片手にマイク、もう一方の手にこぶしを握って叫んでいました。

あいつがこんなことを。

複雑な気持ちっていうのは意外と無く、そうなんだ、と中途半端に合点し、どうなるのかな、と思うだけでした。

僕は31歳、今年で32歳。もうそういう年なんだ。
政治家にだって、なるような年。

僕は今、ゴールデンウィークに開催する「向源」というフェスに向けて準備を進めています。その僕の様子を、あるテレビ番組が密着して取材してくれています。多分、5月の中旬には全国の皆様にご覧頂けると思います。
長く続いている真面目なドキュメンタリー番組で、30代前半でとりあげられるのはトップアスリートや有名な若手俳優とかです。何も成し遂げていない僕のような30代が出るのは多分初めて、ましてやお坊さんが出るのも多分初めてです。
何故そんな番組が僕に注目してくれたのか、それは僕が大きな未来に向かって挑戦しているからなんだと思います。2020年、スポーツの祭典である東京オリンピックが開催されるこの東京に「文化の祭典を生み出したい」これがあと5年かけて挑戦する僕の夢なんです。

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去年増上寺で一日開催した向源には2000名以上のお客様が来てくれました。手伝ってくれたボランティアスタッフは250名。この規模のイベントを東京にある大きな寺社10カ所で、オリンピックを開催している約30日間にわたり向源を開催する事が僕の夢です。去年やった事の300倍のことを、僕は5年後に達成させようと思っています。

単純計算で来場者数60万人、ボランティアスタッフ数7万5千人で構成される日本を代表する文化の祭典を東京中の寺社で巻き起こそうと思っています。


本気で。


さっき他人事みたいに言っていましたけど、僕にも立候補している二人と同じくらい大勢の前で叫びたい夢があるんです。だから精一杯頑張ってます。

なんでやってるの?なんではじめたの?誰の為にやってるの?それでなにがどうなるの?儲かるの?今どんな気持ち?怖い?不安?そんなことしていいの?周りからなんて言われる?順調?

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カメラの先にある、大衆の耳目という現代最強の兵器を突きつけられて、腹をくくってこの心をえぐるような問いかけに対して今の自分の精一杯の言葉をつないでいきます。100万人が見て、万に一つの誤解が生まれたらそれは100人、平均視聴率何パーセントだって言ってたかな?
今年の向源を終えた後もこの取材は合計100時間以上続きます。僕が語る言葉は何十万文字になるんだろう。オンエアーは30分とかだけど、果たして正しい言葉を繋ぎ続ける事が出来るかな。僕はこの番組によって、過去現在未来にわたって精進を続けている数多のお坊さんの努力と、それを支えてくれる人々の愛情と信心に泥を塗るのかもしれない。僕のせいで「坊主なんて」って誰かが思うのだろう。僕が死んでもとりきれない責任が、またたくさん増えるんだろう。

そんなことを思いながら、だけど笑顔で、毎日指折り数えて5月2日を待っています。まるで夢破れた若者の遺書みたいですけど、そうじゃないんです。死ぬのなんてとっくに覚悟してるって話、、、でもないんです。死にたくないよ。

これだけ自分の夢と周囲の声に追いつめられてても、やる気が勝ってるよって話です。

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取材も、キッツい問いかけも、批判も、怖いよ。怖いけど、でも先人達はその恐怖に立ち向かってきた。『石を投げつけられるような場に行け、そしてそこで説法をして、石を投げられなくなったらまた次の石を投げつけてくる街へ行け。そうやって、決して留まらず、歩み続けろ』っていうお経の一説も有ります。恐怖は目標に向かう人のところに必ず寄り添ってきます。でもそれは"魔"ではありません。恐れが無かったら無謀に戦って死ぬだけ。恐怖が無ければ、勝負には勝てません。

僕は決して無駄に死にたくないし、あらゆることが怖い。でも、留まって死を待つ方が、よほど怖い。僕が尊敬する先人達と、僕を支えてくれているお檀家さんと本尊さんに対して、留まっているなんて申し訳が立たない。

勝つとか、負けるとか、死ぬとか、怖いとか。お坊さんらしくない事を書きなぐっていますが、僕は僕なりの菩薩道(お坊さんとしての生き様)を貫きたいと思って、仲間を集めて、文化の祭典を作りたいと思っています。

伝統文化は、常に時代の最先端の物でした。蓄積されてきた知恵や発想を学んだ人々が、常に現代化を繰り返してきたから残ってきました。人々の心の結晶です。人が人として歩んできた心の足跡です。
特に日本文化は多様な神仏観を基に、繊細で思いやりに満ちた心を、恐ろしくシンプルにその空間に置いてきます。知れば知るほど、見れば見るほどその置かれ方の必然性には言葉を失います。

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だから日本は凄いとか、日本人は崇高な民族だ。みたいなことは言いたく有りません。それは、ダサい。そんな凄いとか崇高を誇るためじゃなく、必然性に突き動かされて生まれてきたこの伝統を学び、今を生きる僕らでそれを更に洗練させましょうよ。

向源はその為の入り口です。洗練された美と知と身体感覚が日本にはたくさんあります。お寺に、神社に、それぞれの道場に。でもその伝統がいつのまにか伝えるべきものから、守るべきものになってしまって、型や作法が先行し、本質が遠くなってしまいました。

だから今一度、入り口を作ります。あなたに、伝えたいから。

その為にちょっと31歳がやるにはリスキーなこと、分不相応なことにも手を出します。だけど、僕はあなたに伝えたいんです。この"よく出来た"社会の中で縮こまってしまうのは分かるけど、心や想像力まで縮こまる必要は無いんだって。

今日は、これからの人生で最も若い。

同時に、今日があなたの命日かもしれない。

そんなこの人生の中で、お金を稼がなきゃいけないし、働かなきゃいけない。でも、それだけの人生じゃないはずだから、心と想像力を解き放ち、身体を使ってみませんか?多分今だけじゃなく、昔の人たちだって、生きていくってことは相当窮屈だったんだと思うんです。だから色んなものが生まれてきた。向源でその色んなものに触れて、この"よく出来た"世界を、もう少し面白く生きてみませんか。

これからの人生で最も若い今日を生きるあなたが、心や想像力まで縮こまる必要は無いんだ。

それが今年の向源のテーマ「未来はあなたの手の中に」ってこと。


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「向源 ー未来はあなたの手の中にー」

■日 時 2015年5月2日~3日(土日) 11時~21時 
■場 所  浄土宗大本山 増上寺(東京 芝大門)
向源公式HP(チケット購入は公式HPから!) http://kohgen.org 
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■主 催  一般社団法人 向源 
■共 催  浄土宗東京教区青年会
■料 金 ¥1000~


向源ボランティアスタッフ大募集!(4月24日まで募集を延長!!)

一般スタッフ募集( http://kohgen.org/staff )


ハフィントンポストでも向源ブログ連載中!
『手塚治虫×神社の世界初コラボ?
お釈迦様の誕生日「花まつり」はドイツ発祥?
『水引結びとお花からときほどく、暮らしのなかにある日本の情緒
等々 1000いいね!オーバーの人気記事多数!是非ご覧ください!

http://www.huffingtonpost.jp/kohgen/


今日の一曲 今回はMIXです。
ベネズエラ人のEduardo Castillo が Burning Man 2014 でプレイしたDJ MIXです。下のはその前の年の2013年のプレイです。どっちも凄まじすぎます。中南米DJ特有のシャーマニズム的な降りてくる感がもう凄すぎて昨今のDJではちょっと叶う者無しです。この手の泣く子も黙る系のDJ久々に聞いた。本当に素晴しい。






友光雅臣 (ともみつ がしん)
>>プロフィールを読む 1983年生。大正大学卒。2008年天台宗比叡山での修行を終え、東京・常行寺の僧侶になる。2011年より音楽を軸とした仏教総合イベント『向源』2012年に対話イベント『お寺で対話する夜』神職と僧侶の勉強会『神仏和合』を開催。