【クラウドファンディング】向源×和の香 & 向源×和綴じDeepインタビュー【達成間近】

【クラウドファンディング】向源×和の香 & 向源×和綴じDeepインタビュー【達成間近】

向源も終わり、うちのお寺のお施餓鬼も終わり、ようやく日常を取り戻しつつあります。だけどまだ終わってないことがあります。それがクラウドファンディングです。クラウドファンディングというのはインターネット上で開発資金の足りない新商品や運営資金の足りないイベント、活動を紹介し、企業や行政からではなく個人から協賛金を募ろうという募金活動のようなものです。

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過去四回とも友光家の貯金を切り崩して運営してきた向源なんですが、増上寺をお借りして2000人の方に来て頂くイベントって、もう全然30歳の僕の家庭の貯金では運営できないんです。そこで寺院協賛や企業協賛のお願いをさせて頂き、企業や寺院に協力していただきました。 PARTNER

ただ来年、今年以上の規模で開催していくとなるとまだまだ資金が不足しています。来場者の方からのアンケートでも来年は二日間開催!二箇所で開催!もっと色んなお寺で!と、色々と要望を頂いています。是非来年も更に面白く進化した向源をお届けしたいと思っていますので是非ともこのクラウドファンディングで来年に向けてご協力ください!

ということで、今回は向源で日本の体験として匂い袋と塗香を作る体験を提供してくださった今井先生と、和綴じ製本を指導してくださった有文堂の有藤加奈子さんにお話を聞きました。向源Deepインタビュー、二本続けてお届けです。いいなって思ったら是非クラウドファンディングへご支援をお願いします!!

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今回は、日本の体験プログラムで匂い袋と塗香作りをご指導いただく、創香家・香司 今井麻美子さんにお話を伺いました。
(取材・文:まるこ)


お香作りをはじめたきっかけを教えて下さい

私の場合、少し変わっていて、きっかけはとあるキャンペーンだったんです。いくつかある候補の中から「これは面白そうだけど、人気がなさそうだから、きっと当たりやすいに違いない」と思って応募したのが、和の香りを作る体験。みごと当選しました。後から伺ったところ、予想通り私以外応募した人がいなかったそうで。もともと歴史は好きですし、お寺や伝統文化に興味があったこともあり、体験してみたらすごく合っているというか面白いし、こんなすごいものがあったのかという感動もあり。
それで仕事をしながら勉強を始めて、仕事と平行して活動できたらいいなと思っていたのですが、リーマンショックで会社が倒れたのを契機に香司として一本化することに決めました。

今回の講座は匂い袋作りと塗香作りの2種類ありますが、違いは何ですか?

匂い袋は香原料を調香し、袋に詰めます。従来の箪笥の引き出しなどに入れる使用方法の他、お部屋や枕元に置いて香りを楽しんだり。あと、私がオススメするのは、帯飾りとして使うこと。お出掛けの際に持ち歩いてもらってもと良いかなと思います。
塗香は粉状のもので、揮発性がなく周りに香りが飛ばないので、気分転換したい時に少量を手のひらで擦り合わせ、顔に近づけて香りを楽しむ...というように使うことができます。
どちらもインドマイソール産の最高級の白檀他10数種の100%自然の香原料を使用して作ります。香道でも使用される沈香は、練香やお線香で使用しますので、今回は使用しません。
匂い袋は半年から1年程、塗香は3〜4年、場合によってはもっと長い期間香りを楽しむことが出来ます。

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今回向源に参加しようと思ったのはなぜですか?

鑑真和上渡来の折り、漢方薬の調合とともに香りを創ることが伝わりました。それが平安時代に入り、香りに世界観を見出した当時の人々によって、雅な文化へと昇華します。お香は仏教でも使用されていますが、文化の側面も持っています。古くて新しい和の香り創りを通じて、日本人の繊細かつ自由な感性を感じて頂くのには、とても良い機会だと思ったことと、ある意味の先祖帰りです。

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今井さんにとって、香り作りの魅力は何ですか?

私は、頭の中に浮かんだイメージを想像の中で触ってみたり音を聞いてみたりして、それを文字にして調香しています。多分、私独特な感覚かと思います。教えられた訳でもなく、初めて香りを創った時からそうでしたので。
香りを通して何かを表現しようと感じた日本人の感覚は、とても素晴らしいと思います。仏教が伝わってきた国の中でも、香りで遊ぶというこの文化は日本独自のものです。源氏物語の中でも、薫物合わせと言い、当時の遊びが描かれている場面もあります。
そして自分の香りを作るためには、思い込みを外さないとダメなんです。好きな香りだけを混ぜても良い香りは作れなくて、嫌いな香りも少しは入れないとバランスが取れなかったり。調香で喧嘩させることもあります。それがまるで人生のようと言うか。全く同じ材料で作っても、その人の量り方で微妙ですが香りも変わったりしますよ、性格は出ませんから大丈夫です(笑)。「香りは人なり」という言葉があるのですが、香りを混ぜるのに使用している器の中に人間形成の縮図が見られるようで、それも面白いと思っています。
ぜひ参加者の皆様にも楽しんでお香作りを体験していただければと思います。

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今井麻美子氏

創香家・香司 薫物屋香楽認定香司取得


〈YUSURa.〉
http://www.yusura-kaori.net/index.html

〈古今和の香・千年深呼吸 創香家・今井麻美子の香りの記憶〉

http://ameblo.jp/wanokaoriyusura/


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今回は、日本の体験プログラムで和綴じ製本ワークショップをご指導いただく、有文堂 有藤加奈子さんにお話を伺いました。
(取材・文:まるこ)


-今回のワークショップの内容を教えて下さい

今回は「康煕(こうき)綴じ」という、中国の清の時代の皇帝である康煕帝が好んでいたと言われる綴じ方でワークショップを行います。
私たち有文堂がある岐阜は美濃和紙が有名です。その美濃和紙の中でも透かしを使った技法の紙がありますので、その紙と色紙を合わせて表紙となる部分を作り、色糸を使って綴じて頂こうと思っています。透かしの模様と色紙、色糸の組み合わせ次第で自分だけのオリジナルの和綴じ本が作れます。
前半に30分程日本の書物の歴史のお話をさせて頂き、その後1時間かけて実際に和綴じを体験するという流れになります。

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-作った和綴じ本はどんなシーンで使えばいいですか

御朱印帳などが一般的な使い方ですが、私たちは手軽に普通のノートと同じように使って欲しいと思っています。今までのワークショップで体験された方は「もったいなくて使えない」とおっしゃる方が大半なんですが、和綴じ本も結局はノートなので、使ってもらって初めて命が吹き込まれます。
もともと和綴じは、教科書の製本にも用いられるくらい一般的なものでしたが、使われる機会がだんだん減ってきて今に至っています。和紙は鉛筆でもボールペンでも筆でも書きやすい物を選んでいるので、参加された皆様にはぜひどんどん日常使いして欲しいです。
そして普段使いすることで、洋紙との違い、しなやかさや柔らかさ、折ってもなかなか折り癖が付かないというような和紙の良さに気付いて頂ければいいなと思っています。
また、和綴じ本は一見脆いイメージがあるかもしれませんが、和紙は非常に軽くて耐久性に優れているので、実は持ち運びにも適しています。
何を書き込むのか、何を貼り付けるのか、使い方も人それぞれ。どんどん使って、世界に一冊のノートとして愛用してもらえたら嬉しいですね。


-向源に参加するのはなぜですか

主催者の友光さんの「日本の伝統文化が失われつつあるのは、当たり前すぎて価値を感じていないから」という言葉にとても共感しました。東日本大震災まで私もその1人だったからです。
震災前は、当たり前のように生活の中に製本がありました。パソコン時代の今、ペーパーレスにもなり書籍の発行部数も下がっています。そんな中、製本は消えていく商売なのだと思って価値を見出そうとしていない自分もいました。
しかし震災がおきて、3代もその技術で生活が成り立ち、私自身もその継いできた技術の上で育てられたことがどんなすごいことなのか。また、ご先祖が残してくれた宝物なのだということに気付くことができました。
3年前、父と立ち上がりワークショップなどで皆様に体験してもらって返ってきた言葉は、希望や可能性に満ちた言葉でした。それによって私たちが気付くことも多いですし、お客様も体験を通し何かキラキラとした光をつかんで帰っていく姿も見られました。向源とはそういう光をつかめるイベントだと思って参加を決めました。
参加者の皆様が、より実りある時間となりますようがんばって準備していきたいと思っております。

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有文堂 有藤俊二氏・加奈子氏

明治中期に創業。
初代有藤 銀三郎は東京にて製本の技術を学び、ふるさと岐阜にて『有文堂』を開業。

現当主は、三代目の有藤 俊二
15歳より職人となり、二代目と共に当社を支えてきた。
初代からの製本技術を今に継承しつつ、現在は少なくなりつつある手製本技術を生かし、オリジナル文具製作など様々な分野に挑戦している。

有藤加奈子
東京にて商品の販売・企画を担当。
和綴じの技術を受継ぎ自身もワークショップ講師を務める。

〈有文堂〉
http://aribundou.jimdo.com/

〈有文堂 Facebook〉
https://www.facebook.com/aribundou



過去に学び、未来を信じ、今を生きる。
日本最大のお寺フェス「向源」の開催をご支援下さい!
2014/05/17 00:00:00までにお申込み下さい!目標達成間近!
http://www.countdown-x.com/ja/project/Q9629354


今日の一曲

Vincenzo & Languageで Merry Go Roundです。
ゴールデンウィークも終わって、皆さん5月病にはかかっていませんか?僕は燃え尽きたくてしょうがないのに周りが気を使って仕事を与えてくれるので燃え尽きる暇がなくて、来週も人生初の坐禅指導という大役を背負わされてしまいました。でも、頑張ったら休むのって大事だと思うんですよね。頑張ってなくても休んでも良いし。ってことで今日の一曲は滅茶苦茶リラックス出来て癒やされる曲をお届けします。パッと聞くとよくあるオシャレカフェ風の曲なんだけど、結構よく出来てます。いい曲、綺麗。休みたい。


友光雅臣 (ともみつ がしん)
>>プロフィールを読む 1983年生。大正大学卒。2008年天台宗比叡山での修行を終え、東京・常行寺の僧侶になる。2011年より音楽を軸とした仏教総合イベント『向源』2012年に対話イベント『お寺で対話する夜』神職と僧侶の勉強会『神仏和合』を開催。