インド最南端、ケララの旅

インド最南端、ケララの旅 7学期を終え、いつもより長い期末休暇。
というのも、この一週間は就職活動週間なので多くの学生にとっては
卒業後の仕事を決める忙しい一週間なのだ。
お寺に帰る私は就職活動をする必要がないので、まるまる休みということになる。
この休みを利用して、ずっと行きたいと思っていた南インドのケララを10日間、家族で旅行してきた。

インドといえばターバンとカレーで一括りにされてしまうことが多いが、
実際インドは地域によって言語も宗教も文化も民族も異なる、とても多様性に満ちた国だ。
中でも最南端のケララは、教育水準が高い、クリスチャンが多い、
緑と水が豊富、共産党が政権をとる、など他と比べてもユニークな地域。

以下、写真で少し、旅をおすそわけ。

(表題写真:ケララで有名なカタカリダンス、歌舞伎に似ていると言われている)


110219-1.jpg海に面したケララは海の幸が豊か。

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たくさんの種類のスパイス、北インドとは味付けも違う。

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コーチンのローカル食堂にて。一皿30〜40円くらいで食べられる。

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アレッピーで有名なバックウォーターのハウスボートに一泊。ココナッツジュースでお迎え。

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リビングルームみたいな船の上。危ないのでガンガー氏をロープでつないでみた。

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貸し切りの船上ホテル。船からはケララらしい水と緑豊かな風景が広がる

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海辺から山へ向かう道中、立ち寄ったローカル食堂。

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スパイスガーデンではいろんな種類のスパイスが買える。

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スパイスについて説明を聞く。コショウ、バジル、カカオ、カルダモン、ありとあらゆるスパイスを育てている。

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30分の象乗り体験。背が高いのでなかなか怖い。

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象の水浴び。象使いと息がぴったり。

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テカディではちょうどお祭りの最中。道端で甘いものが配られていたので、もらってみた。

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バナナの葉っぱに乗せられた、甘いお米の煮込み、Kheer。手づかみで食べる。

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大きな鍋から振る舞われる。バナナの葉っぱは鍋の蓋にもなる。

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ケララの山は茶畑が広がる。ハイデラバードではお目にかかれない濃い緑を堪能。

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オートリキシャーの運転手が、茶畑で働く親戚の家に連れていってくれた。お茶をごちそうになる。

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サービス精神旺盛なオートリキシャー運転手、さらに自宅へ招待してくれた。

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お茶をごちそうになるガンガー氏。

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山から海へ行く途中、クマラコムでひと休み。

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ケララのおやつはバナナ揚げがポピュラー。揚げたてが美味しい。

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インド最後の楽園、ヴァルカラビーチ。

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ミキサーで作るピュア・フレッシュジュースはケララのどこでも100円くらい。これはスイカ。

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ヴァルカラから列車で最終目的地、トリバンドラムへ向かう。


一般的な解説はガイドブックにまかせるとして、実際に行ってみて感じたことは
・道端にゴミが少なくて、町がきれい
・極端に貧しい人をほとんど見かけない
・そこらへんの町の人も比較的、英語が通じる
・緑が豊かで、ヤシの実とバナナに困らない
・クリスチャンが多く、教会が町の重要な役割を果たしている


ちょうど私たちの滞在中にテカディという小さな村でお祭りのパレードがあって、
人に聞くと「町のテンプルでやっているから行ってみろ」というので行ってみたら、
ヒンドゥー寺院ではなくカトリックの教会だった。
お祭りはクリスチャンだけのものではなく、町全体のものになっていて、
ヒンドゥーの人もムスリムの人も、同じように盛り上がっていたのが印象的だ。
「神様のいるところはどれも同じテンプル」ということだろう。
こういうところで暮らしていれば、細かいことが気にならなくなりそうな感じ。

あと2カ月ほどでごちゃごちゃと細かい東京に戻る身としては、複雑な気持ちだ。

松本紹圭 (まつもと しょうけい)
>>プロフィールを読む 1979年北海道生まれ。本名、圭介。浄土真宗本願寺派光明寺僧侶。一般社団法人お寺の未来理事。東京大学文学部哲学科卒業。超宗派仏教徒のウェブサイト『彼岸寺』(higan.net)を設立し、お寺カフェ『神谷町オープンテラス』を運営。Indian School of BusinessでMBA取得。2012年、若手住職向けにお寺の経営を指南する「未来の住職塾」を開講。2013年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderに選出される。著書多数。近著に『お寺の教科書-未来の住職塾が開く、これからのお寺の100年-』(徳間書店)。