第4回 突撃! 24時間不断念仏会の巻(下)

第4回 突撃! 24時間不断念仏会の巻(下)

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24時間念仏会に参加させて頂いて、「念仏」に関して何も知らずに、勝手な思い込みで軽く考えていたことに気がつきました。


念仏は簡単に誰でも出来ます。子供でも、老人でも、正座出来なくても大丈夫です。しかし、簡単なのに「念仏」は本当にしっかりとした「行」なのです。

個人差はあると思いますが、「念仏」をさせて頂くと普段の生活では感じる事の出来ない「阿弥陀如来」との筆舌に尽くし難い感覚を体験出来るように思います。


24時間不断念仏会の会場の真中には大きな阿弥陀如来の掛軸がかかっています。薄暗い会場で、灯明の明かりと共にライトアップもされるお姿はとても印象的でした。


念仏がはじまると、叩いている「木魚」の音と振動が体と心に心地良く響き渡り、まるで体中に仏さまが行き渡らせるポンプがあるかのように感じました。しかも、念仏会ではみんなで音とタイミングを合わせているので、一人のときよりずっと効率良く集中ができ、自分自身も多くの人の声の中にとけていくかのよう。


余分な思いを手放そうとか無理に考えなくても、自然と頭と心の中は阿弥陀如来にとけ込んでいくのです。


理屈なんか考えなくても、何も知らなくても、本当に手軽に、どこでも、いつでも、誰でも、誰とでも、皆が一緒に出来る(もしくは一人でも出来る)「行」が「念仏」なのだと私は思いました。


何か辛い事があったり、苦しかったり、悩んでいたり、そして仮に仏さまを信じる事が苦しくて出来ない人であっても、「念仏」をすると「大切な何か」に気がつく事が出来るように思います。そして大変心が癒されます。


皆さんも機会があったらどうぞ「念仏」を体験してみてくださいね。


悟東あすか (ごとう あすか)
>>プロフィールを読む 高野山真言宗西禅院徒弟。少年ジャンプサマースペシャル号で「究極!!!受験BOY」でデビュー以来、僧侶の資格を持つ漫画家として様々な媒体に寄稿している。新刊『幸せを呼ぶ仏像めぐり』(二見書房)が発売中。