第4回 突撃! 24時間不断念仏会の巻(上)

第4回 突撃! 24時間不断念仏会の巻(上)

nenbutsu_2p.jpg


「東京の中心で、仏の名を呼ぶ 24時間不断念仏会」はその名の通り24時間ノンストップで念仏を唱え続けるイベントで、毎年東京の増上寺で行われています。


24時間ノンストップと言うとすごくハードな感じがしますが、決してそんな事はありません。パンフレットでも強調されているように、休憩も自由に取れるので、それぞれのペースで全く無理すること無く念仏できます。苦行というわけでは決してないんですね。


求められている事は「ともに念仏するこころ」「ともに祈るこころ」だけです。


不断念仏会ではみんなで、ただひたすらに「なむあみだぶつ」と唱えます。「なむ(南無)」は恭しく敬う(帰依する)という意味。「あみだぶつ(阿弥陀仏)」は仏さまの御名ですが、「阿弥陀」とはもともとサンスクリット語で「無量の光・無量の命」という意味です。だから「なむあみだぶつ」と唱えることは「無量の光・無量の命を恭しく敬う」と告白することなんですね。


悟東の感覚では「無量の光・無量の命」を恭しく敬い、その中へ帰らせて頂く...まさに泣きながら母を呼ぶ迷子といった感じでしょうか。インターネットの生中継でつながっている日本全国、世界中の会場と一緒に、地球規模で皆でそろって同じ時間に「ともに念仏する」のです。


不断念仏会は宗派を問わず参加でき、 休憩室には「写仏」や「写経」は各宗派のものが揃えられています。さらにオリジナルの紙で作る灯籠は、夜の増上寺の背後にそびえ立つ東京タワーの照明とは対照的に神秘的な輝きを放ちます。


自由に飲めるお茶も用意されているので、参加者同士や会場にいらっしゃるお坊さんとも自由にお話しができます。お坊さんに自分が普段疑問に感じていることを聞いたり、悩みの相談をするのもよいかもしれません。


食事の用意も有り、時間内にそれぞれ頂くことが出来ますし、男女別の仮眠室もあります。まさに24時間無理無く念仏をするフォロー体制は完璧です。


ですので、24時間不断念仏会は気負わずに気楽に参加しても、充実して満たされた気持ちで帰ることが出来ます。今までの人生で経験したことの無い「念仏の世界」を体験するとても良い機会だと思います。


10月には鎌倉の高徳院で月を見ながら一晩念仏を称える「鎌倉大仏月夜の別時念仏会」というのも開催されます。普段はお目にかかれない夜の大仏さんと一緒に、念仏を称えてみのも良いのではないでしょうか。


「東京の中心で、仏の名を呼ぶ 第6回24時間不断念仏会」http://www.ne.jp/asahi/sakura/fuji/
日時:2011年5月21日(土)13:00〜22日(日)13:00
会場:大本山増上寺 光摂殿(東京・芝公園)
参加費:参加時間・内容による(ワンコイン〜5000円)
主催:「東京の中心で、仏の名を呼ぶ」実行委員会
後援:大本山増上寺、浄土宗東京教区芝組青年会、為先会、虚空山彼岸寺、浅草燈籠会


第21回鎌倉大仏月夜の別時念仏会 http://jodo-tokyo.jp/info/archives/196
日時:2011年10月12日(水)18:30〜13日(木)06:30(途中入場不可 途中退出可)
場所:鎌倉 高徳院境内(鎌倉市長谷 4-2-28 0467-22-0703)
申し込み:10月5日までに 観智院 土屋正道 03-3431-1450 メール masamichi@t.email.ne.jp


【訂正】月夜の別時念仏会の会場を一部光明寺と間違って記載しておりました。正しくは高徳院です。お詫びして修正いたします。


悟東あすか (ごとう あすか)
>>プロフィールを読む 高野山真言宗西禅院徒弟。少年ジャンプサマースペシャル号で「究極!!!受験BOY」でデビュー以来、僧侶の資格を持つ漫画家として様々な媒体に寄稿している。新刊『幸せを呼ぶ仏像めぐり』(二見書房)が発売中。