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真言宗で僧侶になる方法

真言宗で僧侶になる方法
さて、京都駅前のマックで娑婆とのお別れランチをしてはじまった修行生活。真言宗の修行では阿闍梨になることが修行のひとつの目標です(もちろん資格の取得だけが目的ではありませんが)。今回は、本筋から遠く離れて、真言宗の修行の仕組みについてご紹介したいと思います。

阿闍梨になるためには、四度加行という密教の修行を修め、伝法灌頂と呼ばれる儀式を受ける必要があります。最近阿闍梨として有名なお坊さんといえば、オネエ和尚として知られる水無昭善さんですね。水無さんは、高野山で修行して阿闍梨になられたんだとか。阿闍梨はもともとサンスクリット語で師匠を意味する「アーチャーリャ」を音写した言葉ですが、いま現在はお寺の住職になるために必要な資格となっています。だから、真言宗で一般的に言う"阿闍梨"は、水無さんの言うような「高僧」というよりも、ごく普通のお坊さんと考えていただいたほうが正確です(天台宗ではまた違いますが)。
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リスタート:仏門の扉を叩く

リスタート:仏門の扉を叩く
こんにちは。ずいぶんとご無沙汰しておりました。1月27日に彼岸寺をリニューアルしてから、はやいものでもう3ヶ月以上が経ちました。この連載の更新もリニューアルオープンのとき以来ですので、もう3ヶ月以上ストップしたままでしたね。 

1月末から2月いっぱいまで雑誌の原稿を書くのに精一杯になっていて、3月はすっかり燃え尽きてしばらく文章は書けないような状態で、4月に入ってやっとのことで復活したような次第です。さすがにあまりに放置しすぎておりましたので、この連載もいいかげんにリスタートしたいと思います。 
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電脳ブッダ、はじまりのご挨拶

電脳ブッダ、はじまりのご挨拶

ウィンドウズ95によってインターネットが一般家庭に普及し始めてから15年以上が経った。いまやネットワークはデスクの上だけではなく、ポケットの中にも収まるようになり、私たちの生活の隅々にまで浸透している。意識するしないに関わらず、私たちの生活は世界の隅々にまで張り巡らされたネットワークによって接続され駆動されているのだ。


活版印刷の技術を発明したグーテンベルクがはじめて印刷したのが聖書だったように、宗教の歴史にはメディアとの関わりが欠かせないものである。宗教はその世界観や様々な技法を、時代に応じて声や羊皮紙や紙など様々なメディアを通じて人から人に伝え何千年も受け継いできた。現代のテクノロジーの発展が生み出した新しいラジオやテレビなどのメディアは、宗教により多くの人々に語りかける機会をもらたした。

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松下弓月 (まつした ゆづき)
>>プロフィールを読む 1980年神奈川県生まれ。真言宗僧侶。福生山宝善院で副住職をしながら虚空山彼岸寺では編集長を務める。国際基督教大学卒、青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了(文学修士)。好きなものは、映画、温泉、怪談、自転車。