今、子育て系のテレビ番組の取材を受けているのですが、その中でこんな質問がありました。
「幼稚園などで、将来お子さんが『お父さんのお仕事はなんですか?』って聞かれたら、どう答えるように教えますか?」
これには、KAKUもわたしも一瞬固まってしまいました。
うちの子はまだ2歳なのでそういう場面に出くわしたことはないのですが、いずれ必ず通る道ですよね。それでとっさにあれこれ考えたのですが、いい答えが見つかりません。「お父さんのお仕事は?」に対しては、「お坊さんだよ」とすぐに言えるのですが、「お坊さんて何する人なの?」と聞かれたら、どう答えたらいいのかわかりません。
少し前に、KAKUがお坊さん仲間とそんな話をしたことがあるらしく、そのときちょうど幼稚園くらいのお年頃の子を持つお坊さんが、「いろいろ考えた結果、お坊さんは『ポクポクチン(お経のときの木魚などの音)する人だよ』ということになった」と言ったそうです。ところが、その場にいた他のお坊さん達からは、「いくらなんでもそれはないだろう!」と一斉ブーイング。でも、そうは言っても、誰もお坊さんの仕事を幼い子に分かりやすく説明できる言葉を、他に見つけられません。
お坊さんの仕事って、何なんでしょう?
特に浄土真宗では、お坊さんにとって最大にして唯一の務めは、お経(念仏)を唱えることだと言えます。でも、けしてそれだけしているわけではないですよね。お寺やお墓の維持・管理もするし、宗派や近隣のお寺との会合もあるし、法事や葬儀の際にご門徒さんの食事の手配をしたり、片づけをしたり、個人的な相談を受けたりもする。
でも、よく考えれば、それはお坊さんがしていることであると同時に、お坊さんの家族がしていることでもある。
また、お寺や僧侶であるのとは全く関係ない場面での言動であっても、その根底にあるのは自らがお坊さんであることによる意識だったりする。
この彼岸寺の活動だって、お坊さんであるからこそのものだし、その中でメディアの取材を受けるのだって、お坊さんでなければあり得ないことですよね。
「お坊さんの仕事」というのは、なんだかつかみどころのないもののような気がしてきました。お坊さんにオンとオフがないことと関連しているのかもしれませんね。
そこで、この場をお借りして皆さまに公開質問!
お坊さんへ。
「お坊さんて、何をする人ですか?」
お坊さん以外の方へ。
「お坊さんて、何をする人だと思いますか?どんな説明がわかりやすいですか?」