2008年7月 5日

夫のKAKUは、二、三日に一度のペースで髪を剃っています。そんなハイペースなので、剃りたての青っぽい頭皮にほんの少し髪の毛が顔を出し、それがはっきりと黒に変わった頃、また剃刀をあてるわけで、頭の変化は一目瞭然です。その様子に、わたしはいつも「もったいないなぁ」と思うんです。剃られても剃られても、健気に生えてくる髪の毛。そんなに愚直に生えてくるのは、人体にとって頭髪が必要なものだからで、わたしからすれば、それをわざわざ剃りあげてしまう意味がわかりません。彼にとっては、お坊さんである自分を自覚するために欠かせない行為なのでしょうが、別に髪の毛を剃ったからって、立派なお坊さんになれるわけでもないし、突然さとりがひらけるわけでもないんですから。それよりも、必要に迫られて、あとからあとから生えてくる髪の毛を、ご丁寧に四六時中剃ってなくしてしまうなんて、よほど不毛な行為に思えるんですよね。
まぁ、自分の髪なんだから気のすむようにすればいいと思っているので、普段はそれについて何も言いませんが、こんな季節になり、炎天下にさらされる頭皮を目にするたび、どうも納得のいかない思いがこみ上げるこの頃です。

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コメント (3)

三島:

おもしろく読ませて頂きました。私は僧侶ですがかなり伸ばしています。門徒さんの中には、とても坊主頭が似合う人や、やむえずそうなった人もいて、ふと剃ろうかな、とも思いますが伸ばしています。私は坊主頭より、鬚の似合う坊さんの方が個人的にいいです

浅草の仕立て屋:

たしかに健気に生えてくる毛は意味があって生えているんですものね、もったいないと思いますね、確かに。ところで”不毛”な行為とかけているところも面白いです。

まんまんちゃ:

はじめまして。来春お寺に嫁ぐことになっている者です。

私もみちこさんと同じく在家です。生まれ育ちは大阪で生粋のナニワっ子です。祖母(母方)との同居のため幼いころは、毎朝「まんまんちゃ~」と祖母の傍らで手をあわせてマネをしていました(みちこさんの赤ちゃんと同じ感覚だったと思います。笑)が、お仏壇と神棚の両方が家にあることに疑問を抱いたのは中学生になってからですし、月参りの日には祖母一人でお坊さんを迎えるのが当たり前と思ってしまっていて、信心深いとはいえない家庭に育ちました。

生まれてこの方24年間、上記のように大阪の中心部で仏縁とは程遠い生活をしてきた私ですが、縁あって趣味の場で彼と出会いました。お坊さんだとは知らずに、ですが。
好きなインディーズバンドのライブを観にいったときに、たまたま共演していたのが彼のバンドで、その音楽、彼の紡ぐ言葉に惹かれファンになったのがはじまりです。

①11歳も年上②実家が広島のお寺③役僧として大阪に出てきている④仕事の傍らバンド活動をしているが、いずれは家を継ぐために広島に帰る。この4点を友達になってから知らされ、それを知った上で好きになり、恋人になり、そして3年半の交際を経て結婚の約束をするに至りました。

付き合い始めは「お寺に嫁ぐ=大変」と周囲の人が言うからなんとなくそうなのかな?だとしたら結婚は難しいかな?ぐらいの感覚でしたが、彼と付き合う中で自然と仏教に興味(信心には程遠く、知識欲でしかないですが)がわき、最近は嫁として広島(これぞ田舎暮らし!と言えるような村です)のお寺に嫁ぎ、そこに相応しい坊守さんになれるのか?と色々想像を膨らませるのが楽しみでもあります。

でも正直、まだまだ不安の方が大きくて「坊守とはなんぞや?」とネットであれやこれやと彷徨い調べているときに、縁あってみちこさんのブログを見つけました。「わぁ!一緒や!」と共感できることに喜んだり、「へぇ、そうなんやぁ」と勉強させてもらったりと最初から最後まで一気に読み進め、長々とコメントを書かせていただいてます。結婚の約束を交わしてから日に日に濃くなってきた不安の靄が、みちこさんKAKUさんの日々に触れることで少し晴れてきたように感じています。早速本屋さんで本を探してみます!ありがとうございました!

ちなみに彼は本願寺派で、髪はフサフサ、髭チョロチョロです。趣味の場で出会う方にはしょっちゅう「あの~それ(髪)はカツラですか?」と聞かれています。笑

つらつらと駄文失礼いたしました。
また伺います◎

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寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。