2008年1月26日

お待たせしました!これまで休止していた「暗やミール」が、満を持して再開です!完全な真の暗闇の中、部屋の広さや隣の人の顔、自分の手元はもちろん、運ばれてくる料理が何かも、一切が見えない真っ暗闇で食事をしていただくという、日本初のブラインドレストラン。その「暗やミール」が、およそ半年振りに再開。今日は、装いも新たに「暗闇ごはん」としてリニューアルした初日でした。

再スタートをするにあたって、今までと大きく違うのは、なんといっても部屋の明るさです。「暗闇ごはん」では、部屋に少しだけ明かりを入れた薄暗闇の中、お客様にはアイマスクを着用していただくというスタイルです。アイマスクをつけたまま食べるのが煩わしいのでは、と心配もしていたのですが、参加された方からは、「アイマスクを着けるのは初めてで、新鮮な気持ち!」「食べるのに必死で、アイマスクのことは忘れていた」など、それほど不評ではありませんでした。
この、薄暗闇というのはなかなか絶妙なもので、通常であれば、ものを食べるには間違いなく不自由な明るさしかありませんが、給仕をするスタッフにとっては十分な明るさ。以前は、スタッフ側にも視界がなく、畳の縁の数や歩数で距離をはかったり、片手で暗視スコープを持ったままサービスをしたりと、毎回が大変なチャレンジでした。
ところが、今回からは、ぼんやりとではありますが部屋の全容が見えるので、お皿の上げ下げもとっても楽。さっさと片付けすぎて、厨房では料理が追いつかずテンヤワンヤだったそうです。

さて、「暗やミール」の頃から感じていたことなのですが、暗闇の中では、たいていの場合、皆さん饒舌になるんです。何かしゃべっていないとお互いの存在が確認できないから不安なのかもしれません。また、誰かが発した言葉が誰に向かっているのかわからず、遠い席からでも大きな声で返事をしたい気持ちにもなったりするそうです。なので、いつもスタッフの声が奥の席まで届かないほど、会場は大変な賑わいを見せます。
今回の「暗闇ごはん」初日は、実はとっても静かな雰囲気に終始しました。いつもより人数が少なかったこともあり、ちょっと寂しいかもしれない、と思うほど、物静かなままで会を終えました。
座敷に詰め、ずっとお客様とご一緒するわたしにとっては、その場の空気を盛り上げたり、ときには落ち着かせたりという雰囲気づくりも、大切な役割の一つです。縁あって食卓を囲む全ての方が、快適に、楽しく食事をしていただけるように、もう少し気をつけるべきだったんじゃないかと反省点も残りました。

会の趣旨や料理のコンセプトは、「暗やミール」から大きく変わってはいません。毎回、料理僧・KAKUが、一品一品心を込めて、丁寧におつくりする料理を味わっていただきます。
ただ、進行にはいくつかのマイナーチェンジもあります。今後の「暗闇ごはん」をさらに充実させていくために、いくつかの反省点と、たしかな手ごたえとを得た、貴重な初回となりました。

次回の日程が決まりましたら、また彼岸寺のウェブサイトで告知いたしますので、皆さまふるってご参加くださいませ。
食べて驚き、食べて楽しい「暗闇ごはん」を、どうぞよろしくお願いいたします!

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コメント (2)

miho:

はじめまして(^-^)/天台宗の〝寺嫁〟です。
『寺に嫁ぐということ』天台の婦人向け会報に紹介され、Amazonで即買いしました。ブログも少し拝見し、端的に これは面白そう☆ と、ピピっと来ました。うちの寺は亡くなった祖母が〝跡取り娘〟義母も同本山よりの嫁入りでしたので、みちこさんと近しい境遇の私が嫁に入るということは、ある意味周囲の方が覚悟のいることだったのでは、と思います。
何分田舎でなかなか近隣のお寺とのネットワークも生かせず(参加できてないだけですが)子供も2人、足枷のせいにしただ流されるように過ごしてます。が、みちこさんのブログに発奮されました。〝寺嫁〟として何かできること、構築する年にしたいと思います。(と口だけにならないよう(笑))

羽鳥なごみ:

はじめまして。
NHKで知り、私もfm甲府とfm冨士でこんなお食事会があるのだとお知らせしてしまいました。
私、観光情報・首都圏情報を放送しているコメンテーターの「ブルーバード羽鳥」と申します。次回には是非参加したいです。

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寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。