2007年12月23日

さきほど、買い物の帰り。赤ちゃんを左手に抱き、右手に買い物袋を抱えて、タクシー乗り場へ向かっていました。あと少しで乗り場に着くというとき、向こうから和服姿のお坊さんが、やはりタクシー乗り場をめがけて走ってきました。このまま行けばわたしのほうが先に着くけれど、どうしよう、譲ったほうがいいかしらと一瞬悩んだとき、そのお坊さんと目が合いました。すると、彼はそのままタクシー乗り場を通り越し、乗り場に並ぶよりも先にタクシーをつかまえられる場所まで走っていったのです。そして、すぐにやってきたタクシーに乗り込むと、乗り場の先頭に並んだわたしの前を走り去っていきました。
わたしのすぐ後ろに並んでいたおじさん二人組が、「坊さんが先に乗っちゃったね。あなたのほうが早く並んでたのに。」「ロクでもねぇ坊さんだな。」と、声をかけてきました、わたしも、さすがに今のは感じ悪いよね、と苦笑いしつつ、「でも、お坊さんが遅刻すると大変ですからね」と、返事をすると、「そりゃそうだよなぁ!」「師も走るってのは、まさにこのことだなぁ!」と、おじさんたちも笑っていました。

あのお坊さん、そのときの格好や時刻からして、たぶんお通夜の席へ向かうところだったのだと思います。だとすると、たしかにお坊さんが遅れると大変です。これがお通夜ではなく葬儀だったりすると、火葬の時刻にも影響しますから、どちらのお坊さんも、通夜・葬儀のときには時間に相当の余裕を持って移動するようにしていると思います。あんまり時間ギリギリでも、着物では大股でダッシュしたりできませんからね。

それなのに、そんなお坊さんが小走りに駆け、ちょっとマナーの悪い行動に出てしまうのは、なるほどこれが「師走」といわれる所以。何とはなしに気忙しい年末の一コマでした。

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コメント (3)

麦:

こんにちは~。
「世の中の女子はみんなお坊さんと付き合ってると
思ってた。」発言に、先日爆笑していた者です♪

しどいお坊さんを、最後笑いでしめる皆さん・・・
なんかいいなぁ!
お坊さんが遅刻すると大変っていう発想がすぐでるのは、
やっぱりお坊さんの家族ならではなんでしょうね。

ますますみちこさんが気になる 今日この頃です♪

はじめましてこんばんは。
時々拝見していて初カキコミです^^

まさに師走!ですね。
よほどそのお坊さんもいそがれていたのでしょうね~。
でも「遅刻すると大変」と捉えられるみちこさんが素晴らしいです。
ワタシだったらちょっと「えええー」と思っちゃう^^;

師走はただでさえ慌しいのでせめて自分自身の心の中は
落ち着いていようと思い直しました^^
ありがとうございます☆

みちこ:

>麦さま
こんにちは。
最後にみんなで笑えたのが、ホントによかったです。おじさんたちが声をかけてくれなかったら、その場に居合わせた全員の心に、「なんだよ、あの坊さん・・・」というイライラだけが残ったでしょうが、たとえ苦笑いであっても、笑顔で事を収められたことで、こんな出来事も、ちょっと滑稽で心温まるエピソードになりました。

>soleilさま
はじめまして。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
常日頃から、住職やKAKUが、「通夜・葬儀に遅れるわけにはいかない」と、綿密にタイムスケジュールを組んでいるのを見ているので、とっさに「お坊さんを遅刻させてはいけない!」と思ったんです。そのお坊さんがおそらく30歳前後の若い方だったことで、KAKUと重ね合わせてしまった気もします。
ただでさえ、寒さで無意識のうちに体が縮こまり、早足になってしまうこの頃。お坊さんでなくても、時間にも心にも、ゆとりを持つように心がけたいものですね。

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寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。