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2007年7月 アーカイブ

2007年7月31日

おかげさまで、少し前に一才の誕生日を迎えた我が家の赤ちゃん。ほんの数日前、ものすごいことをやってのけてくれました。
西東京にある支坊で、彼が夕方のお勤めを終えようとしていたときのことです。お経も終わりに近づき、「南無阿弥陀仏」の繰り返しにさしかったとき、なんと赤ちゃんが、「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と言い出したんです。いや、正確には「なんまんまん、まんまんもう」くらいの発音だったかもしれません。けれど、明らかに彼の「南無阿弥陀仏」を真似しているんです。しかも、両手を合わせてスリスリしているではありませんか!
これには、ギョッとしたというより、一瞬、ゾクッとしてしまいました。うちの赤ちゃん、実はまだ言葉をしゃべることができません。「ママ」も「バイバイ」も「ブーブー」も言えないのです。それが、初めてしゃべった言葉が「南無阿弥陀仏」とは、我が子ながら、何か恐ろしいものを見たような気持ちになってしまったんです。
大器の片鱗を見せた赤ちゃんに、彼は大喜びでしたが、わたしとしては複雑な気持ちです。仏教者にとって、ある意味、自分自身より家族より大切な仏教。まだ「ママ」とさえ言わない赤ちゃんをして、念仏を唱えさせるとは、なんとも恐るべし仏教です。
いや、あれはきっと「南無阿弥陀仏」ではない。意味なくなんとなく発した音を、ご本尊の前という特別な環境が、まるで「南無阿弥陀仏」と聞いたように錯覚させたのでしょう。そうだ、きっとそうに違いありません。
わたしは、赤ちゃんが初めて「ママ、抱っこ」と、かわいらしい声で話してくれる日を、気長に待つことにします。

2007年7月22日

関西から知人が上京し、KAKUと3人でいつもの居酒屋さんへ。ひょんなことから理系・文系の話になり、そこから、好きだった教科や苦手な教科の対策などに話が咲きました。わたしは世界史が大好きでした。今でも、近所の上野公園で歴史物の美術展などがあると、大いに興味を引かれ、行ってみたいなーとは思うのですが、子連れでは周りの人に迷惑だろうと、なかなか足が向きません。
ところで、大好きだった世界史にも、苦手な時代があります。それは、近代史。個人的な好みというより、一般的に言って、近代史は女性よりも男性に人気がありますよね。
わたしが近代史にあまり興味が持てなかったのは、なんだかその時代って、殺風景なイメージがあるからなんです。まったくの主観なんですが、世界史の教科書を、始めから終わりまでイメージに基づいて色分けしてみたとします。すると、歴史の幕開け、いわゆる四大文明の頃は、大地とその恵みを表す茶色と緑。それから古代ローマやギリシャ文明の興隆期には、富と権力を表す金と紫。十字軍の登場から宗教改革の頃は、宗教者の服装である黒と白、そして流れた血の赤。ルネサンス、大航海時代の終盤から、フランス革命、産業革命あたりの頃は、社会が急速に複雑化するのに伴って、イメージする色も極彩色、「色」というよりは、鮮やかな「文様」が思い起こされます。ところが、それを過ぎて近代と呼ばれる時代になると、とたんに灰色の世界観に。産業と戦争の、殺伐とした灰色のイメージになってしまうんです。こうなると、それまでいつもどこかワクワクしながら勉強した世界史なのに、なんだか急に興味を失ってしまいます。
これを話したら、「そういう見方って新鮮だね」って言われました。「言われてみれば、すごく納得がいく」とも。一般的に女性から敬遠されがちな近代史ですが、もしかしたら、こんな理由があるのかも知れないですね。

2007年7月18日

7月のお盆に前後して、お寺にはたくさんの小包が届きます。缶ビールやジュースのセット、海苔、麺類、お煎餅などなど、ラインナップは様々です。これと同じようなことが、春と秋のお彼岸にも起こるのですが、よく見てみると、それらには違いがあるんです。それは、包みの中身。お盆の前後に頂く物は、時期的にも食品が傷みやすいからか、乾物や缶詰、調味料などがメインで。一方、お彼岸のときに頂くのは、お菓子類がほとんど。それをKAKUに言うと、「お盆の頃に頂くのはお中元だからじゃない?」と。
なるほど!たまたまお盆に重なるけれど、これはお中元だったんだ!それなら納得がいきます。逆に、お彼岸に頂く物は、仏様にお供えするお供物ですから、皆さん、お参りのときに持っていらっしゃるわけで、必然的にお菓子類などが多くなるわけです。
わたしは甘いものが大好なので(お酒も好きですが・・・)、お盆はお菓子が少ないなぁと、少し残念に思ったりもします。でも、料理好きのKAKUは油やお醤油をいただくのが嬉しいようですし、海苔や麺類は赤ちゃんの食事に大活躍、ビールのセットや佃煮などの詰め合わせは、住職の晩酌には欠かせません。結局、家族の多い我が家では、どんな頂き物であってもありがたいというのが実際のところです。

2007年7月10日

前回に引き続き、バーゲンといえば・・・で、もう一つ。
楽しみにしていたバーゲンが始まっても、開始早々に買ってしまうのは、ちょっともったいない気がするわたしです。バーゲンも後半になるとさらに割引が進んで、かなりお安く買えますよね。かといって、あまりのんびりしていると、今度は欲しかったものが売れてなくなってしまう可能性も。少しの割引でも確実にゲットするか、なくなってしまうリスクを承知で大幅値下げを待つか。このタイミングを計るのが難しいところです。
これ、お盆やお彼岸の前に大量に用意する樒やお菓子も同じなんですよ。
あまり早めに準備してしまうと初日を迎える前に傷んでしまうし、悠長に構えていると住職に先を越されて、また「何もしない嫁」になってしまう。お天気や家族の様子を伺いながら、「そろそろか、いやまだまだか・・・」と、作業に手をつけるタイミングを探っているこの頃です。

2007年7月 8日

こちら東京では、あと数日でお盆がスタートします。お彼岸と同じく、寺ではいろいろろと準備に追われ、既に慌ただしい日が始まっています。
ところで、ここしばらく、いつもはお墓参りの集中する土日の様子が少し違っています。普段より明らかにお参りの件数が減って、とても静かなんです。もしかして、「もうすぐお盆でお墓に行くから」と、皆さん、お墓参りするのを控えているのでしょうか。
この現象、実は自分の身にも思い当たることが。そう、ほんの数週間前、欲しい物があってデパートに行ったのに、「そういえばもうすぐバーゲンが始まるんだ」と思い出して、何も買わずに帰ってきたことがあったんです。なるほど、みんなこんな気持ちなのかもしれないと、お盆とバーゲンの意外な共通点を発見して、思わずニヤリとするわたしでした。

寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。