夜も更けて日付が変わる頃、家の前でけたまましく車のクラクションが鳴りました。その直後、「何やってんだよ!」「なんだよ!」と怒鳴りあう男性の声。
その瞬間KAKUは、「喧嘩だ!」と叫び、一目散に部屋から飛び出していきました。わたしは寝ている赤ちゃんを置いてはいけないので、窓を開けて外の様子に聞き耳をたてつつ、部屋で待機。どうやら、四つ角の出会い頭で、タクシー同士があわや接触しそうになり、お互いに一時停止をしたのしないので言い争いになっているようです。さらに、カッとなったどちらかの運転手さんが、相手の車のサイドミラーを殴り、鏡を割ってしまったようなんです。
そのうち、近所の交番からお巡りさんが駆けつけました。そしてひととおり事情を聞くと、「で、この人は何なの?」とKAKUをさしました。すると運転手さん、「俺たちが口喧嘩してたら、ここの坊さんが、夜中に何騒いでんだ!って怒鳴り込んできたんだよ。」と。
あれ、そうだったの?「ちょっとたしなめてくるよ」って言って出て行ったのに、自分まで怒鳴り込んじゃったの?
そういえば近所に住む叔父も、つい最近、住んでいるマンションの下で若者が喧嘩を始めたのが聞こえると、「ちょっと参加してくる!」と駆け出していったのが、既に警官が来ているのを見て、そそくさと舞い戻ってきたことがあったらしい。本人は、「俺、パジャマだったからカッコがつかないと思って」なんて言ってましたけど。
近くで喧嘩があったりサイレンが鳴ったりすると、途端に血気づいてしまう我が家の男性陣。火事と喧嘩は江戸の華、なんて言うけれど、お寺が火を出したりしたら一大事です。特にこの辺りは飲食店とお寺が密集している風変わりな地域。人の振り見て、ではないけれど、くれぐれも火の始末には気をつけないと、ですよね。