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2007年3月 アーカイブ

2007年3月18日

お彼岸が始まると、うちの近所は大賑わいです。なぜか。それは、お隣さんも反対のお隣さんもそのお隣さんも、お向かいさんもそのお隣さんも反対のお隣さんも、そう、町内のほとんどがお寺だから。観光地・浅草にあって、もともと休日には人通りの多くなる地域ですが、お彼岸ともなるとそれはそれは賑やかなものなんですよ。
そんな中で、わたしとしてはちょっと気になるのがご近所の寺嫁さん方。同じ地域、同じ宗派の寺であっても、やはりそれぞれのお寺にそれぞれの特徴があって、それがいちばん顕著に現れるのが、お寺に住む女性の姿のような気がします。あるお寺の奥様(かつての寺嫁さん)は、容姿端麗にしていつもきんちんとお化粧して身なりも上品な感じに整え、女性としてちょっと憧れるような存在。ある方は、普段からお着物姿でお見かけすることが多く、お寺の奥さんらしい雰囲気が漂って素敵です。ある方は、おそらくわたしとあまり変わらない年代ですが、よくエプロン姿でお寺の周りを小走りに動いていて、さすが先輩寺嫁という感じ。
わたしは・・・うーん、いったいどんな目で見られているのかな。たぶん、ですが、いつもKAKUとイチャイチャしてるとか思われていそう・・・。いや、別にイチャイチャしているわけではないんですが、なんだか他のお寺のご夫婦をカップルで見かけることって、ほとんどないんですよ。その点、KAKUとわたしはたいてい二人セットで行動していますから。
それって、まぁいいことだと思うんですよ。夫婦がいつも二人で仲良くって素晴らしいじゃないですか。社会の基本は家族。家族の基本は夫婦ですからね。
でも、わたしはKAKUの奥さんとしてはけっこう頑張っていると自負もありますが、寺の嫁としてはまだまだ・・・そんな気がしています、最近。お寺は、お坊さんというある意味で特別な役割を果たす人がいて、その他の一般的な、どこの家庭、どんな職種でも求められるような雑多な物事をビシッとこなす寺嫁がいて、初めて一丁前の寺として成り立っているんだと思います。そこをしっかりと守っていくには、嫁はお坊さんと一緒になってフラフラしていたのでは、やはり具合が悪いのかもしれません。
そんな思いで往来を眺めると、他所の寺嫁さん事情というのが、やけに気になるこの頃です。

2007年3月17日

華麗なドライビングテクニックで都会の喧騒を走り抜ける今のわたしからは想像もできないと思いますが、結婚当時のわたしはペーパードライバーだったんです。それで、その頃ちょうど車の買い替えを考えていた実家の父が、「運転の練習につかいなさい」と、それまで父が乗っていた車をお下がりにくれました。平成3年式の白いセダン。運転上手の父が10年以上乗ってもまるで新車のようにピカピカだったその車は、わたしによってワイルドに磨かれ、結婚から2年もたつ頃にはかなりの貫禄と風格を醸し出し、わたしはとても愛着を感じていました。でも子供が生またあとは、やはり古いタイプのセダンでは何かと不便なうえに故障も重なるようになったので、先般、思い切って車を買い替え、赤い色の新車を購入しました。
車選びって楽しいですよね。わたしは機械のことはよくわかりませんが、デザインや内装なんかを選ぶときは、パンフレットを見るだけでもウキウキしたものです。で、ボディカラーに関しては白以外と決めました。ずっと白い車だったので目先を変えたくて。そして、紺や黒などの暗い色は事故率が高いというので却下。グレーは住職の車とかぶるので却下。そうすると購入を決めた車種では、残るは青と赤のみの展開でした。両方とも好きな色だったのですが、本当は深緑やベージュあたりにしたいなぁと思っていたのでちょっと残念ですが、ないものは仕方ないですよね。メーカーに行ってカラーのサンプルを見せてもらい、新車は赤に決まりました。

続きを読む "お坊さんの赤い車"
2007年3月14日

無事に退院してひと安心と思ったのも束の間、今度はわたしがひどく体調を崩したり、赤ちゃんも予防接種に行った病院で風邪をもらってきたり、KAKUも微熱が続いて不調だったりと、今月は家族みんながなんとなく元気がありません。そろそろお彼岸に入るので、この辺りでしっかりと体を休めたいところです。

続きを読む "娘の入院(後編)"
2007年3月 3日

9ヶ月になる直前、我が家の赤ちゃんが入院をしました。ことの次第はこうです。
先月の半ばごろ、なんとなく体が熱く、いつもより元気のない日がありました。けれど熱があるというほどではなく、機嫌も良く食欲もあるので、それほど重大に考えず大らかに構えていました。すると数日たって今度は咳が出るようになり、それが何日たっても良くなりません。実は2月後半にはわたしの誕生日があり、初めて子連れでディズニーランドに行こうと計画していたので、しばらく前から赤ちゃんの健康状態を気にしていたんです。
が、当の赤ちゃんは相変わらずよく食べよく寝てよく遊び、機嫌も上々。そこで念のためと近所の小児科にかかってみることに。健康診断以外で、初めてお医者にかかります。そこでの医師のお見立ては、「風邪でしょうがヤマは越えているので、遊びに行っても問題ないでしょ」とのこと。
そんなわけで、医師の太鼓判をもらって晴れ晴れとした気持ちで遊びに行って、帰ってきたその日の深夜、添い寝していた赤ちゃんが、突然火のついたように泣き出しました。抱っこしてもおっぱいを吸わせようとしても、泣き止むどころかよけいに全身で力み、汗だくになって泣き叫ぶばかり。その体はそれこそ火がついたように熱く、明らかにただ事ではない様子です。急いで熱を測ると、38度6分。真っ赤になって泣き叫ぶ赤ちゃんを、ただひたすら抱きしめてあやし、泣き疲れて寝た赤ちゃんが再び目を覚ました明け方、熱は39度2分まで上がっていました。

続きを読む "娘の入院(前編)"
寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。