前回、わたしの陣地ということを気にしないようにしたら気が楽になったと書いたのですが、それはそれでけっこうな大問題だということに、最近気がついてしまいました。
このところ、我ながらブログに冴えがありません。時期にして出産の前後あたりから、急速に感覚が鈍っている気がします。さらに、KAKUにお昼に何が食べたい?と聞かれたのに、食べたいものが思い浮かばない。聴きたい音楽がない、読みたい本がない、着たい服がない。
「感受性、失ってるね」。
こういう言われてギクッとしました。ここしばらくわたし自身が感じていた、何かピシッとしない冴えのなさ、それはまさにこれでした。
どうしてこんなふうなのか。それは、緊張感を失っているからだと思います。
会社勤めを辞め、寺の仕事といっても義両親頼み。結婚式も過去のこと。妊娠の驚きや健康に対する注意も、出産への覚悟も過去のもの。体調を崩したら翌日はのんびり寝ていればいい。天気が悪ければどこにも行かずダラダラしていればいい。お化粧もしなくていいし、年中ジーンズでも問題ない。久しぶりの友達から来てたメールも、まだ返信してないな。溜め込んだ写真の整理も手付かずのまま。バレンタインには何か作るつもりだったけど、材料さえ買わなかった。
でも、大丈夫。何事もわたしがやらなくても誰かがやる、わたしよりも素早く、わたしよりも上手に。あるいは、誰もずっとしなくても当分は困らないはず。
「わたしの陣地」を手放したとたん、自分のするべきこと、守るものがなくなって一気に緊張感がなくなったんですよね。30歳にして定年?
わたしのもの!とか、わたしが~とか、そういう拘りを取り払って心をオープンにして、それでいながら一定の緊張感を保つこと。これってけっこう難しいというか、易くはないことですね。自分にも他人にも甘いわたしの苦手とするところです。
でも、「感受性、失ってるね」のKAKUのひと言はショックでした。気を引き締めようと思います。