2006年11月 6日

寺の生活はオンとオフがないとか、プライベートがないとかいろいろ言われます。実際、まぁそんなものかな、と思います。結婚した頃はそれに馴染めず、それを当たり前だと思っているKAKUのことが不思議でならず、長いこと違和感を感じてやってきました。今でもチラッとも不満を感じないと言えば嘘になりますが、こんな暮らしにもだいぶ慣れ、むしろ面白く感じる瞬間も多くなってきました。
ところで、先日ある記者の方から、「お寺への不満やご主人のことなど、ブログ上ではずいぶん赤裸々に語られていますね」と言われました。さらに、「こんな込み入ったことまで書いているのだから、当然ご家族には内緒でしょう?」と。実際は日々の暮らしの中で思ったことをつらつらと綴っているだけで、あえて不満を吐露しているつもりはなかったので、その言葉はちょっと意外でした。
このブログは、寺の家族も、実家の両親や親戚も読んでいます。お檀家さんにも公開しています。どこで誰に読まれているかはわからず、それを前提として書いています。もちろん、そのせいで誰かに迷惑をかけたり不快な思いをさせることだってもあるかもしれず、そのリスクも想像しながら更新を重ねています。正直、リスクを正確に読み切っている自信はあまりありませんが、少なくとも、「知人には内緒で自分の胸のうちをブチまける」というような趣旨のブログではありません。
改めてそう考えたとき、なんだか自分がすごくお坊さん的な発想のような気がしました。
KAKUは日頃から、「頭丸めて作務衣着て酒を飲むのがカッコイイんだ!」なんて言っています。
わたしは、自分の名前で万人に公開して『お寺に嫁ぐということ』を語っている。
なんだ、わたしもけっこうお坊さんみたいになってきたもんだな(笑)。

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コメント (14)

ほり:

やった!おめでとうって、言いたいです。僕としては、そういう裏表のない庫裡(坊守?)さんって、素敵に感じます。どうぞ、これからも、ご夫婦仲良く、お寺を守ってくださいませ。ただ、KAKUさんの健康は、注意して頂いてのことですが。。。体が、資本なんですから、この世界は。

りん:

ほんと、ステキだと思います☆

インターネットを通した世界では、別名を名乗り、別の人格だって自由に作り出すことができます。Mixiも大流行していますが、自分次第で、いかようにもなりすますことができてしまう。
けれど、やっぱり自分に正直に、全く見ず知らずの、ブログをただ通りかかった周りの方々にも誠実でありたいと願う姿勢が、きっと何かを育むんじゃないかと思います。

すとれちあ:

私もお寺に嫁ぎました。

・・・が、
やっぱり馴染めなくて出戻ってきました(爆)

死ぬまで(死んでも?)できる仕事だとは思いますが、時間や場所に束縛される仕事だったので。

きょうこ:

はじめまして、数ヶ月前より拝見しておりました。大変聡明な方とお見受けいたします。
私の彼もお坊さんです。3年近く交際しておりまして、最近結婚に向けて具体的な話し合いをしていましたが、結婚の条件がどうにも納得も理解もできず破局寸前です(涙)
こちらのブログをはじめ、今はネットでたくさんの情報を得られるので、あたまでっかちになりすぎている私がいます。
お寺に嫁ぐというのはほんとうに難しく、重いです・・・

ほり:

現在、宗派によらず、お坊さんのなり手は、減少。結婚願望がありながら、お嫁さんが来ない独身坊さんも、急増中。で、問題になるのが、寺と言う永い歴史といわゆるお客様である檀信徒の年齢層との思考ギャップなど。。。
でもね。このギャップって、お庫裡(坊守)次第で、埋められるのですが。。。つまり、この世界。。年寄り相手なんで、理屈では、解決不可能なんです。僕なんか月経に、行っては、相手の話の内容はともかく、、ふんふん、そうだねえって聞いて帰るだけ。。結局、姑の悪口、嫁の悪口を、王様の耳は、ロバの耳って聞いてくる井戸の役目なんですから。。。
結婚相手の寺の現住職やお庫裡さんのおっしゃることも、ふんふん、はいはいって、適当に聞いていて、ゆっくり自分のペースで消化するより、仕方ないです。理屈で、理解できないのが、人間の心や宗教なんですから。。。
残念ながら、日本には、本当に、哲学や宗教の本質を勉強できるところがないので、日本人は、心が潰されやすいですね。それに引き換え、最近は、外国人の方が、日本の宗教に熱心です。座禅なんかも外国人は、すごく熱心ですね。外国には、日本のように、多神思考がないようなので、すばらしいって、外国人は、言いますよ。結婚を、彼との2人だけの生活と思えば、難しいことになるかもしれませんが、結婚と同時に、庫裡という職業に就職するって、割り切れば理解しやすいかもしれませんね。思わず、お嫁さんになれないと言う意見を見て書いてしまいました。

しんちゃん:

時々ですが拝見しています。
私も門徒のはしくれではありますが、このプログは大好きです。
たしかにお寺に嫁ぐとは、一般世間とはまた別世界に飛び込むものではないかと思います。
私見ですが、どうしてもお坊さんていううと違う次元の人、と思っていることが多いですかね~。私は接客業みたいな(スーパーなんですけど)ことをしていますが、昔はよく上司から、外見で判断するな、とよく注意されたものです。
外人だから・老人だから・子供だから… 人は皆平等。
ちょっとそれてしまいましたが、お坊様(宗教にかかわる方)はもっと尊敬されていいのではないかと思っています。今、宗教に無関心な方が多いですが、これがお寺に嫁ぐことの壁になっているのかな、と思ってしまうのは僕だけかな~   お寺に嫁ぐことに悩んでいる方! 僕は応援しますよ!!

ななほ:

はじめまして。私は2年半前にお寺に嫁ぎました。「お寺に嫁ぐ=苦労する」のイメージがあり私の両親に反対されましたが、大好きな彼(主人)と別れる事が考えられず結婚しました(*^_^*)
お寺での生活は何もかも初めての事ばかりで戸惑う事も多くこれで良かったのかな・・と悩む時もありましたが、今では私も得度をし僧籍までいただいてしまいました。
今は4月に授かった息子の育児に専念させていただいているのでお寺のお手伝いは出来ていませんが、落ち着いたら大好きな主人が大切に思っているお寺を私も一緒に守って行くお手伝いをしたいと思っています。
昔考えいてた理想の結婚とは随分違いますが、今はこの生活に幸せを感じています。
あっ・・・別にお寺に嫁ぐ事をお勧めしている訳ではなく、難しい事は考えずお坊さんを好きになったと言う理由で若坊守になってしまった人もいると言うお話でした。失礼いたしましたm(_ _)m

eisai:

またまたお邪魔いたします。
私は若輩の小僧ですが、
お寺の奥さんのほうが
お坊さんよりお坊さんらしいのではないか、と
思うことが多々あります。
お坊さんの考え方や暮らしを間近で見ることができるので、
その世界にすっと入れるというか、なんと言うか…、だと思うのです。
お坊さんは「こうだからこう」と教えられて覚えていきますが、
奥さんは見よう見真似で行事や日々の仕事を覚えることが多いからなのではないでしょうか。
私の母も寺に嫁いで30数年、
母と話をすると、裏付ける理論はないけれど、「こう思うよ」と言うことに
「そうか、なるほど」と気づかされることがたくさんあります。

だから私はお坊さんの目線で寺の勤めをこなす傍ら
奥さんの視点でもお寺の勤めができるように心がけています。
お寺の奥さんってすごいんですよ。

ほり:

eisaiさんのお母さんは、論語劈頭(へきとう)の
「学びて而して時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや」。。。。
冷暖自知 (れいだんじち)の実践ですね。

理屈だけでは、寺の奥さんは、勤まりません。しかし、体で、覚えるからすごいんですよね。男が、出産の真実(実感)が、解からないように。

伊藤:

はじめまして、私は3歳児と1歳児がいます。静岡新聞でブログのことを読み拝見しています。
同じ浜松市出身ということ、これから度々読ませていただきます。

みちこ:

>ほりさま
こんにちは。「お寺に就職するつもりで・・・」というのは、結婚前にKAKUからもよく聞かされました。わたし自身も全くその通りだと感じています。なので、よくアンケートなんかで「主婦」に○印をつけるのに迷うこともあるんですよね(笑)。お坊さん同様、寺の嫁、僧侶の妻も「職業」ではないのかもしれません。
寺を預かる者である以上、きとんと「振舞う」「装う」ことも不可欠であると思っていますが、それと裏表なく過ごすことは、両立できるとも思っています。「気取りがなく、頼りがいのある寺」がわたしの理想です。

みちこ:

>りんさま
こんにちは。インターネットって本当に便利だし、たくさんの可能性を秘めていると思います。でも、そこが現実ではない。あくまでも「わたし」は、この心身、この体温のある「わたし」以外にはありえない、それを忘れてしまうと危険ですよね。インターネットは、その「わたし」を豊かにするもの、くらいのつもりでいようと思っています。

>すとれちあさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
たしかに寺での暮らしには、向き不向きってあると思います・・・。自分に合った「生きる舞台」にめぐり合うことは、なかなか難しいことですね。
これからも彼岸寺をよろしくお願いします。

>きょうこさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
ご結婚に向けて、その後いかがお過ごしですか?寺に嫁ぐというのは、どうしても結婚を本人同士の好きにするわけにはいかないものですが、結局のところは、夫になる人やその家族の人柄に依るのみだと思うんです。「寺だから」の一言で諦めず、とことん語り合って下さい。その話し合いができる相手かどうかを見て下さい。結果的に結婚の条件が受け入れがたいものだったとしても、しっかりとしたコミュニケーションがとれる環境でさえあれば、希望はいくらでも持てると思いますよ。

みちこ:

>しんちゃんさま
はじめまして。ご門徒さんからのコメント!うーん新鮮ですねぇ。とっても嬉しいです!
***お坊様(宗教にかかわる方)はもっと尊敬されていい・・・かどうかはわかりませんが、もっと身近に親しく感じてもらいたい、とは常々思っています。とは言え、実は最近立て続けに知り合いのお坊さん達に素敵な彼女ができて、なかなか喜ばしい傾向でなんですよ(笑)。
これからも彼岸寺をよろしくお願いします。

>ななほさま
はじめまして。コメントありがとうございます。
わたしも全く同感です!まさかお寺に嫁ぐとは思ってもいませんでしたが、理想以上の夫に恵まれ、期待以上に幸せな結婚生活を授かっています。お寺の暮らしもなかなかいいですよねぇ(笑)。
うちの赤ちゃんは6月生まれの女の子。お互いに成長が楽しみですね。
これからも彼岸寺をよろしくお願いします。

>eisaiさま
こんにちは!
わたしはお寺の暮らし、環境にはかなり簡単に馴染めたのですが、それは目に見える部分だけで、その根底に流れる宗教(信心)に関しては、いまだに自分のものにできずに葛藤しています。でも、彼が何かにつけて「仏様がいるから大丈夫」だといつも言っているのが伝染?してきて、なんとなくそんな気になっている自分も感じています。

みちこ:

>伊藤さま
はじめまして!コメントありがとうございます。
3歳と1歳のお子様ですか。賑やかで楽しそうですが、ママとしては大忙しの日々でしょうか。わたしは初めての子育てで、毎日手探り状態でなんとかやっています(笑)。また気軽にコメントお寄せくださいね!
これからも彼岸寺をよろしくお願いします。

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寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。