先日もまたいつものように葬儀に呼ばれ、電車に乗って葬儀場へ出かけていったKAKU。お通夜やお葬式のときは、気合を入れてご飯をしっかりめに食べていくようにしているのですが、その日は食べ方が甘かったのか、葬儀が長時間になったためか、お経が終わったときにはおなかが空き始め、火葬場へ向かう頃にはめまいがするほどの空腹に。運の悪いことに、葬儀場では皆が火葬場から帰ってきたときのために食事の準備が進められ、お吸い物や煮物のいいにおいがいっぱいに立ち込めています。ついつい一口何かをつまんでしまいたくなりますが、皆が注目している中でつまみ食いするわけにもいかず、いつまでも物欲しそうに見つめているわけにもいかず、顔は平静を装い心中は泣く泣くその場を後にしたとか。そのとき胸をよぎったのは、「据え膳食わぬは男の恥」という文句。目にもおいしそうにずらっと並べられたお膳を前に、何食わぬ顔して通り過ぎるしかなかった瞬間、なんとも言えず悔しく哀しい気持ちになったそうです。
ところで、法事や葬儀のときのお食事にはお経を上げたお坊さんもよく呼ばれますが、実際には毎回ご一緒できるわけではありません。時にはご一緒できた場合でも、お互いに何かと気を使ってしまうものですよね。特に、アレルギーや食事制限で食べられないものがある場合なんかは大変です。KAKUはカフェインにアレルギーがあり、コーヒーや紅茶はもちろん、緑茶や炭酸飲料も控えています。そうすると、葬儀場で出される飲み物はほとんど口にできないことになってしまいます。車で行っているときは、もちろんアルコールもNGです。でも、お施主さんとしては、そうはいっても何も出さないのも申し訳ないといろいろ勧めてくださいますし、KAKUとしても、あまり無碍にも断りがたく、遠慮したり無理したりしながらその場を乗り切ることも。それから、これはお坊さんの我がままなのですが、お寿司やお刺身のように、お醤油をつけて頂くものは苦手なんです。注意はしているのですが、装束にお醤油をたらしたりすると大変で。お蕎麦などの麺類も同じく。まぁこれは本当に手前勝手なんですが。
本当は、あまり細かいことは気にせず、いつでも皆さんと親しくさせていただきたいのですが、やはり通夜・葬儀の場というのは、お坊さんとしてもあれこれ気を使うものらしいです。
ですので、皆さん、普段のお参りの際はもちろん、それ以外のなんでもない日にも気軽にお寺に顔を出して、世間話などなさっていってくださいね。まだ未熟者のわたしでは、あまり良い話し相手にもなれないかもしれませんが、話題も豊富で薀蓄好きのお坊さんが、てぐすね引いてお待ちしていますから(笑)。
コメント (3)
お邪魔いたします、近所では「お寺の嫁」が通称のバビ子です。
美味しそうなものを目の前にしているのに食べられない、
という辛さはよくわかります(個人的な思いですが)・・。
もともとお寺は、人の集まる場所だったと。
うちもそういう所にしたいなー、と夫が話していました。
なんだか通じるものがあるな、と思いました。
投稿者: バビ子 | 2006年10月20日 23:32
日時: 2006年10月20日 23:32
お久しぶりです。
お姫様は元気に育っている事でしょうねえ。
祖父は毎月檀家様を集めてのお説教の集まり(何て言ったけかな?)をやっていたのを思い出します。
主人の田舎の鳥取では、お坊さんが幼馴染の上話好き、法事の後はしっかりお食事にお話をされて帰りますね(笑)。
投稿者: ☆machikoちゃん | 2006年10月21日 09:48
日時: 2006年10月21日 09:48
>バビ子さま
こんにちは。うちは近所ほとんどお寺で、つまり近所を歩くほとんどの女性が「お寺の嫁(かつての嫁)」というわけです(笑)。
寺は町会所や公民館のような役割もあるんだと思います。そういう役目を取り戻せるように、お互い頑張りましょう!
>☆machikoちゃんさま
こんにちは。お久しぶりですね!
地方では、お坊さんも一緒に食卓につくことが多いですよね。わたしの実家でも、新盆のときには自宅で食事を出し、お坊さんもしっかり同席してくださいました。そういう交流って、もっとあったらいいのにな、って思っています。
投稿者: みちこ | 2006年10月26日 02:15
日時: 2006年10月26日 02:15