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2006年3月 アーカイブ

2006年3月23日

お彼岸もお中日を過ぎまして、浅草の本坊と西東京の支坊を行ったり来たりしながら、一年で一番忙しい一週間を送ってきましたが、そろそろゴールが見え始めてひと息ついたところです。
さて、普段の日のお参りにもお盆やお彼岸のお参りにも共通する現象なのですが、お参りの混雑が、なぜか12時(正午)に集中するのです、それはもう不思議なくらいに。浅草の本坊であれば、周りにお食事どころはたくさんあるので、お参りの前後にどこかでランチでもという方が多いのは想像できるのですが、西東京の支坊は、電車の最寄り駅からバスで15分、さらに徒歩3分という立地にあり、周りには寺とお墓、新しい団地しかないという環境。12時にお参りに来たら、お昼ご飯はかなり時間をずらさないと食べられない計算です。でも、やはり混雑するのは12時。お彼岸などではない普通の日でも、12時が近づくとたいていインターホンが鳴ります。とても不思議です。

2006年3月16日

さてさて、いよいよ明後日からお彼岸が始まります。今年はお彼岸の入りが土曜日に当たるので、初日がいちばん混雑するだろうと思い、お参りにいらした方にお渡しするお菓子も、今日のうちから大半を用意しておきました。お菓子も、お茶や甘茶も、樒も、普段よりもかなり大量に準備が必要です。
お彼岸には、朝から晩まで、本当にたくさんの方が訪れます。そして、わたしたちにとっては、一年に一度だけ春のお彼岸でしかお会いできない方もいらっしゃいますし、そうでなくても、全てのご門徒さん(お檀家さん)の顔と名前を正確に把握しているわけではないので、たくさんの方にお会いできるお彼岸は、お互いに知り合う良いチャンスです。ですが、幸か不幸か、あまりにもたくさんの方が一度に訪れるので、一人一人とゆっくりお話しする時間などほとんどなく、そこれこそ流れ作業のようにお線香と樒を手渡ししていくだけという具合になりがちです。中にはお堂に上がってお話しする時間をとってくださる方もあり、普段はあまりない機会なので嬉しく思うのですが、「こんにちは」と膝をついたとたんに次の来客で呼ばれることの繰り返しで、落ち着いておしゃべりする時間を持てないことがほとんどです。
寺に嫁いだというと、「ご門徒さんとのおつきあいが大変でしょう?」とは、耳にたこができるほど聞かされてきた常套句ですが、うちの場合は都会の寺であるためか、おつきあいが大変なほどの交流がないのが現状です。特に、浅草と西東京の二つの寺があるのに体は一つですから、両方のご門徒さんと日ごろから頻繁に顔を合わせることは、なかなかかないません。おつきあいが大変、というか、おつきあいまでに至らないことが気苦労と言ったほうが、しっくりくる気さえします。
なので、ほとんどの方とお会いできるお彼岸は、またとない貴重な機会なのですが、如何せん忙しすぎて・・・。皮肉なものです。

2006年3月12日

あと一週間ほどでお彼岸です。
皆さまは、お彼岸にお墓参りって行かれますか?わたしは、結婚前はお彼岸のお墓参をしたことがありませんでした。お墓参りは、お彼岸じゃない普通の日に思い立ったときにして、お彼岸中は近所の大きなお寺(観音様)の縁日に繰り出すのが恒例でした。子供たちは金魚すい食いやリンゴ飴に目を輝かせ、大人たちは骨董市や盆栽屋巡りに余念がない。これを彼に言うと、「え?お彼岸にお墓参りしないの?それで縁日?どういうこと?」と目を丸くしたものです。わたしはわたしで、お彼岸にお墓参りが一般的だとは思ってもみなかったので、「みっちゃんのうちは普通じゃない!」と驚かれて、逆にびっくりしてしまいました。ところが、さっき地元・浜松の観光案内サイトを見ていたら、「浜松ではお彼岸といえばお鴨江詣り」の記事を発見!なんだ、浜松ではお彼岸はお墓参りより縁日が普通なんだ、と地元文化を再発見した気分です。
全国的にはどうなんでしょう?やっぱりお墓参りに行く人が多いのかな?自分自身は行かなくても、おじいちゃんおばあちゃんはお寺に行くよ、という人も多いかもしれませんね。

2006年3月 9日

totsugu0002.JPG事件です。トイレの便座が青くなりました。言葉で説明するのは難しいので、今回は写真付き。ご覧のとおり、まるで人が座ったままの足(太ももの辺り)の形そのままに、便座が青く変色しているんです。
実は、この怪現象に最初に気づいたのは去年の暮れのこと。朝起きてトイレに入ると、一目見てわかるほど、便座がはっきりと青くなっていたんです。前日の昼間にトイレ掃除したときは何も変わりなかったので、わずか一夜にして真っ青、新品のジーンズが色落ちしたようなはっきりとした青色に変色したわけです。でもなぜ!?
とりあえずメーカーに電話。オペレーターも、「便座が変色?青くですか?」と訝しげ。「通常の使い方をしていれば、そんなふうになるはずはないのですが」と。でもそれはこちらのセリフです。人様がトイレで用を足しているところをじっくり拝見したことはありませんが、おそらくわたしたちもかなり一般的な使い方をしているはずです。実際、これまでの人生で青くなった便座など見たことがありませんし、結婚を機に新しい便座に変えて以来およそ一年半、便座は真っ白なままでしたから。

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2006年3月 7日

ここ数日、法事やら葬儀やらで、装束の出番が頻繁でした。うちでは、装束を用意したり直したりするのは坊守(お坊さんの配偶者)の役割にしています。寺に嫁いできて、最初に覚えたお寺らしい仕事がこれでした。装束の名前や夏物冬物の区別を覚えたり、それぞれがしまってある場所を覚えたり。
わたしは、装束をたたむのがけっこう好きです。実家の母も着物を着る機会が多く、その母が「着物は脱ぐため、たたむためにある」なんて、よく言っていました。着物を着る醍醐味は、もちろん和服姿の美しさもあるけれど、脱いだときの開放感がたまらないことと、ものすごく合理的に裁断・裁縫され、たたんで収納するのに最適な形状に仕立てられた様を実感するのが快感である、と。まぁ、女性と男性の着付けはかなり違いますし、お坊さんの場合もまたちょっと違うので、開放感という点では、一般の女性の和服とお坊さんの装束では事情が違うかもしれませんね。でも、使い終わった装束をたたんでいくときの楽しさは、わたしもすごく感じます。縫い目、折り目に従ってパタンパタンとたたみこんでいくと、いつの間にか長方形のすっきりとした姿におさまっている。とても気持ちがいい。

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2006年3月 5日

3月に入ってから、5日間の間に法事2件と、3件の通夜・葬儀が重なりました。幸い、今は住職と副住職、二人のお坊さんがそれぞれ元気なのでなんとかやりくりできますが、これが一人きりで請け負うとなると、ちょっと厳しいですよね。法事ならば、たいていの場合は前もって予定が組まれているので、一日に何件も重ならないように調整できるのですが、葬儀ばかりはそうもいかないですし。しかも、うちは浅草と西東京に二つの寺があるので往復にとられる時間もけっこうなものですし、葬儀となれば日帰りできる距離とも限りません。間に土日が入ったので、通常のお墓参りの方に対応できるように、留守番も必要です。もしこれがお彼岸の最中だったらどうしよう!?と思ってしまいます。
人が死ぬときは重なるとよく聞きますが、本当にそうですね。寺に嫁いで2年目、実感しています。急に暑くなったときや、急に寒くなったとき。それから、今のような季節の変わり目は、本当に毎日のように葬儀の連絡が入り、外出用の装束も出ずっぱりです。

2006年3月 2日

皆さんは、いつも何度くらいのお風呂に入っていますか?わたしの快適温度は、今頃の時期なら40度くらいです。でも、普段は44度くらいのお湯にして入っています。なぜなら、彼の快適温度が46度くらいだから。彼は、熱いお湯をたっぷりにして肩までどっぷり浸かるのが好きなんです。でも、わたしは本当はぬるめのお湯で半身浴したい。で、間をとって44度前後のお湯を、彼の半身浴くらいの湯量にして溜めるんです。
実はこのお風呂の温度、一緒に暮らし始めた当初、かなりモメたポイントです。わたしはぬるめのお湯で半身浴というのが快適だし、何よりも健康に良いと信じています。でも彼はそれじゃぁ物足りない、物足りないということは体に悪いということだ、と主張します。お互いに自分の快適温度で入りたいものですから、両者ともなかなか譲らず何度も口ゲンカになりました。まったく、くだらない理由なんですけど。で、しばらく暮らすうちになんとなく譲り合いながら、44度でわたしには多め、彼には少なめの湯量に落ち着いたわけです。

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寺とは縁もゆかりもなかった女の子がお坊さんと恋をして、お寺に嫁ぐ。このケース、実は最近けっこう多いんです。このコーナーでは実際にお寺に嫁いだ寺嫁(てらよめ)の視点から、恋愛・結婚・出産・子育てなど、お寺での生活について現在進行形で体験レポートしていきます。
みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。