2006年2月 4日

数日前から、夫が胃の不調を訴えていました。腸はものすごく繊細ですが、胃はすこぶる丈夫で何でもよく食べる夫なので、ちょっと心配です。翌日も「まだなんとなく胃が痛い・・・」と言いながらも、お昼に近所でラーメンを食べた帰り道。コンビニのトイレに駆け込んで、戻ってくるなり「今から病院行ってくる!」と、ただ事ではない様子。聞けば、吐いたものの中に血が混じっていたとか。血を吐いたとなればこれは一大事です!すぐさま最寄りの病院に駆け込みました。
吐血。胃潰瘍?まさか胃がん?思えば心当たりはあるのです。昨年からずっとイベント続きで来客も多く、加えて妊娠中のわたしを気遣って炊事にお掃除にと大活躍だった彼。疲労が重なったのでしょう。
病院に着き、救急で診てもらいました。問診のあと、レントゲン、採血と検査が続きます。そして次は胃洗浄。鼻から胃まで細い管を通し、そこへ水を流し込みます。胃がいっぱいまで膨らんだところで管を下ろして内容物を排出させます。と、文章で書くとなんてことはないのですが、これがとっても苦しいらしいのです。
以下、KAKU談です

【胃洗浄は本当につらくて、始終涙が留まることなく流れ落ちていきました。鼻から入れられた管が動くたびに、本当にこの世のものとも思えない痛み、というか苦しみでした。ご飯を急いで食べると鼻の奥のほうに食べ物が入って苦しい経験がありますが、鼻の奥に10円玉を無数に詰め込んだような強烈な痛みでした。】

検査服姿で部屋から出てきた彼の鼻は真っ赤になり、目は泣き腫らしたように腫れています。「大人になってから、こんなに泣いたのは初めてだよ」と、疲労困憊の体。そのあと、血液検査の結果を待ちながら点滴を受けることおよそ30分。わずかな時間の間にすっかりやつれきって病院のベッドに横たわる彼の傍らに、わたしはそっと腰を下ろします。
いつもはわたしが体調を崩して看病してもらうばかりなので、なんだか新鮮な気持ち!勇気づけようと、手を握って腕をさすってあげます。すると、「悪いけど、さすってくれるなら反対の腕にしてくれないかな?」と彼。点滴を刺しているほうの腕は、少しの振動でも痛みが響くみたいです。ならば胃が痛かったならお手当てしてあげようと、おなかに手を当てると、「悪いけど、胃の辺りは触らないでくれないかな?」と彼。どうやら大量に吐いたばかりの胃は、少しの振動でも吐き気がぶり返してくるみたいです。
することがなくなり手持ち無沙汰のわたしは、妊娠中の体で病院に長居するのもよくないかしらね、と帰り支度でも始めようかとそわそわ。そこに、医師が検査結果を持ってやってきました。検査の結果は異常なし。極度に空腹な状態で一気に大量に食べたために吐き気を催し、吐こうと思って指を入れたときに喉の奥を傷つけて出血したとのことでした。

はぁ。なんて人騒がせな。
でも、このところずっと彼が頑張り過ぎだったのは確かです。日頃の彼の気遣いに心から感謝しつつ、もう少しゆっくり休ませてあげなくちゃな、と反省させられた事件でした。

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コメント (7)

なつ:

タイトルに驚いて思わずクリック!!
このblogのアクセントに使われている赤い色に、悪い想像を膨らまし…
と思ったらKAKUさんらしい(!?)原因ですね。病院での二人のやりとりが想像するだに可笑しくもあり。でもでも悪い病気では無くてほんとに良かった!

さよ:

ひとまず、大した事がなくて安心しました♪
良かったですね~!!
タイトルを見て焦りました。。

まだまだ寒さも続きますので、みちこさんだけでなく、
KAKUさんもどうぞお体を大切に☆

それにしても、胃洗浄の説明、
読んでるだけで身体が痛くなりそうでした。
頑張られましたね…お疲れ様です(^^)

みちこ:

>なつさん
ちょっと過激なタイトルでしたね・・・実際には大事なく済んだのですが(笑)。
そう、病院ではよく笑いましたよー。二人でしゃべっていても面白いし、隣のベッドで点滴を受けていたおばあちゃんや看護婦さんも問題発言(?)の多い人々で、彼も胃洗浄の苦しみから思いがけず早く回復できたみたいです。

>さよさん
こんにちは。どうもご心配おかけしまして・・・。
胃洗浄を終えて部屋から出てきたときの彼は、大げさでなく”ひと回り小さくなった”ように見えました。なんだかすっかりげっそりして。
あれ以来、食事やおやつも節制して大事をとっております。

nakadai:

みちこさんのハラハラが文章の合間合間に臨場感溢れて伝わってきました。

KAKUさん、ご無事でなにより。

みちこ:

>なかだいさん
こんにちは。
本当に、自分から病院に行くと言い出すなんて滅多に無いことなので、焦りましたよー。

まーちゃん:

何でもなくてホント良かったですね。ところでお坊さんの彼は結婚したら仕事を辞めてくれと言うので専業主婦になる訳ですが(彼曰くお寺の事をやるんだから厳密には専業主婦じゃないじゃん、お前はもう一生専業主婦にはならないんだよ、と言いますが)もし仕事を辞めちゃって将来夫が具合悪くなったら路頭に迷っちゃうな~と不安になる時があります。
そんな事心配しなくても大丈夫だと言われますがとにかく住職・副住職は体が資本、健康第一なんですよね。元気で長生きをしてもらうようにお互い頑張らないといけないですね(笑)

みちこ:

>まーさちゃんさま
こんにちは。
わたしも、それまでの仕事を辞めて寺に入ったクチです。いまどき、住職自身も兼業という寺もありますから、寺だからといって絶対に仕事を辞めなくてはいけないということもないと思います。でも、平日フルタイムで働いて、土日は寺の仕事を勤め、空いた時間で寺や仏教のことを勉強していくとなると、たしかにかなり大変でしょうね・・・。
住職業というのも不思議なもので、長時間の正座や大きな声での読経は老体には厳しいのですが、お檀家さんからは、年配のお坊さんのほうが圧倒的にウケがいい、若いというだけで頼りなく見られてしまうんですよね。周囲から頼もしく思われる頃にも、第一線で元気にお勤めしてもらえるよう、気を使っていかないとダメですね。
夫に血を吐かせた嫁より(^^);

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みちこ
ふつうのOLから思いがけず浅草のお寺に嫁ぐ。子どもと旦那(お坊さん)の世話に追われながらお寺を切り盛りする忙しい日々。