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::::::::寺継ぎ坊主より::::::::
僕はお坊さんは暇なことが身の上だと思っています。お坊さんは基本的に自由に出歩くことはあまりできません。常に寺に居り、いつ来るかもしれないご門徒さん(お檀家さん)を待つ。だから家族全員そろって外出することはまずありません。それこそ家族の冠婚葬祭のときだけでしょうか。でも、寺に居さえすれば時間は自由にあります。 最近、なぜこんなに暇を与えられているかをよく考える。僕の場合、暇であるから、いつでも人が来たときにおもてなしができるし、暇であるから、おもてなしの用意をしておける。そしていつでも入れ替わり立ち代りいろんな人がやってくる。 つまりは与えられた暇をどのように使うか、というのが各々のお坊さんが考えていくことだと思う。お経を読むもよし、仏教説話を読みふけるもよし、書画などの芸術に力を入れるのもよし。ただひたすらに修行にいそしむもよし。 ところで、昨日までは秋のお彼岸。いろんな方が一度にお寺に足を運ぶ時期でした。でもこの時期は、お経に法話にと忙しく、お寺に足を運んでくださった一人一人にゆっくりと時間をとることも中々出来ない。お坊さんとして一番多くの人と会う機会を与えられる時期に、お坊さんの身の上を発揮できないことに矛盾を感じる。そんなことを考えながら、今年も秋のお彼岸が過ぎてしまいました。 また今日から料理を作ろう。
先日、お役所に提出した書類に物言いが付いた。 「何でだろう?」と思い、書面をよく見ると理由は二つ。 僕の実家であるお寺は法律上の正式名称が「緑泉寺」だということと、寺の正式な書類に押したハンコが「職泉寺住職印」だということだった。 まず一つ目の、正式名称が「緑泉寺」だということ。僕にはまったく問題が無いように見えたので電話をしてみると、こういう答えが返ってきた。 「普通は有限会社○○、や●●株式会社というように法人格を表す名称が入るんです。お寺さんだったら宗教法人△△とならないとおかしいでしょう?」 一瞬そういうものかとも思ったけれども、よく考えると納得できない。だって僕は今まで「宗教法人」と書いた記憶が一切無いから。今までずっと正式名称だと思っていた「緑泉寺」が違うなんてこと、信じられない。