日泰寺を出たわたしたちは、境内のまわりをぐるりとまわって、舎利殿を見に行くことにしました。この舎利殿という場所に、仏舎利があるらしいのですね~。

仏舎利が収められているなんて、どんな場所なんだろ!?
と、境内とは少し離れたところにある舎利殿へ向かい歩き出すと、そこまでの道ぞいには、たくさんのお地蔵様が並んでいます。四国八十八箇所のお堂がずらりと軒を連ねており、そこにお地蔵様がどどっと、ほんとうにもう、どどっといらっしゃる。
転がってるのもあったりして…


なんか怖いよ・・・

たしかに、ちょっとさびれた雰囲気・・・


ねえ!鯖大師だって!!

わかったわかった、写真撮っとくよ
相方は海産物に目がないのです。
そしてそして、どーん!

十二支の守り本尊を意味するお地蔵様が全員集合していたり。お地蔵様のオンパレード。しかしどの方も、かわいらしく、ド派手な前掛けをつけていらっしゃるのです。誰かが定期的につけかえたりしているのかな?

実はわたしのお寺も「地蔵院」とつくだけあって、境内にはお地蔵様が何体もいらっしゃるのですが、いつもお盆の時期になると、どなたかが前掛けを一新してくださるのです。ほんとうはお寺の者がかえなければいけないところを、いつもどなたかが!あなたはだれなの!それが我が寺・七不思議のひとつなのでした。
そんなある日、わたしが境内を掃除していると、自転車がとめてあり、前かごをのぞくと(のぞくな!)赤い前掛けが入っているではありませんか!さっそく母とお墓を捜索し、お参り中の檀家さんを発見。「あの、もしかして・・・」と話しかけると、正体がバレてしまったことをちょっと恥ずかしがりつつ、「はいそうです」と頷いてくださいました。聞けば、奥様が生地を縫って、旦那さんがいつも替えにきてくださっているとか。ほんとう、有難いお話です。

ええ話やなあ(涙)

だよねえ、ほんと


なーんて、日本昔話的なエピソードも思い出しつつ、目的地は舎利殿、舎利殿。
交差点付近には「放生池」の碑が。しかしここらへんには池らしきものなど一切なし!砂利の広場があるだけです。ここは昔、池だったそうなのです。
そしてつきました、日泰寺舎利殿。

奥に進むと、これ以上は立ち入り禁止の場所があり、この奥に仏舎利が安置されているのだとか。↓この奥です。



どんな風に収められているんだろ・・・

な、謎めいている
遺骨を納めた奉安塔はこの奥にあり、普段は非公開ですが、年に数回の行事の際には御開帳になるそうですよ。

舎利殿を出たわたしたちは、またお寺のまわりを散歩することにしました。
お寺付近にはまだまだお堂が並んでいます(左)。この、にょっきと生えてる建物は給水塔(右)。昭和初期に建てられて、いまは春分の日と8月8日のみ公開されているようです。


さて、わたしたちが次に向かうのは、鉈薬師。
円空が鉈一本で掘ったとされる、数々の仏像が置かれているそうなのですが・・・ここ!


なんだあの怪しげな像は!
入口にある、ちょっと中国的な石像が興味をそそります。石造り文人像というそうです。

奥に進めば、木々に囲まれた独特な感じのお庭が広がっています。残念ながら、円空仏を拝めるのは毎月21日だけ。雰囲気だけ味わって、今日のところはさようなら。
ふたたびずっと歩いてきた通りに戻ると、こんな看板を発見。

「庭園ギャラリー いち倫」さん。

草もち食べたい

ナニナニ、“庭園ぎゃらりぃ”?
へえ!入ってみよう
そう、わたしたち、お昼時にもかかわらず、ひたすら歩いて何も食べていなかったものですからもう限界。ごはんじゃなくてもよいから、一休みすること決定。そんなノリで入ったというのに・・・


おお!
期待以上に素敵なカフェ。こぢんまりとしたお庭ながらも、手入れがされていて、なにより雰囲気がある!店内へ入れば、そこはちょっとしたギャラリースペース。手作り感あふれる小物たちがたくさん置いてありました。お店の中も、古き良き日本家屋といった風情で、かなりなごみます。




こんな家に住みたいなあ。手入れが大変そうだけど
で、草もち。やさしい味でとってもおいしい。トレーの上には一輪ざしの花も飾られていたりして、細かいところまで素敵なカフェでした。


うまっ

は~おなかが落ち着いた

何言ってるの?次はごはんを食べにいくんだよ

はっ!そうだったのか!草もちはちょっとした小休止。その後、すぐに昼御飯を食べに行く算段だったのですねえ。で、日泰寺の参道に戻って、入ることにしたのはここ!「えいこく屋」さん。だって、通りまでいい香りが漂っているんですもの。


ん!んまい!

これは鉄板だなあ
わたし、いちばん好きな食べ物ってカレーかも


うそ!?そんな好きだったっけ?

いや、今思いついたから言っただけ
草もちで膨れたはずのおなかはどこへやら。ガツガツとカレーと巨大ナンを完食したわたしたたちなのでした。みなさんもぜひここへお立ち寄りくださいな。なんだか食べてばっかり・・・。
さてさてこれにて、お寺デート番外編は終了。来週からは元の通り、四回完結型での再スタートです。これからも、もし、ちょっと立ち寄った場所でおもしろいお寺があったら、番外編としてお伝えしていきたいと思います。みなさんからの情報もお待ちしていますよ。それではまた!
(完)
※次回は来週10月22日(水)の更新です。

★寺娘のつぶやき

あとから二人で食べたものなんかを見返してみると、なんだかやっぱり、食いしん坊な二人ですねえ。次にご紹介する“あのお寺”も、“ある食べ物”が有名な所。すごくいい場所だったので、早くみなさんにご紹介したいなあ。次回をお楽しみに!
■庭園ギャラリー いち倫 (いちりん)
●住所:愛知県名古屋市千種区西山元町1-58
●TEL: 052-751-1953
●営業時間:10:00~17:00(L.O)
●定休日:月曜・火曜・祝日(毎月21日は営業)
●交通:名古屋市営地下鉄東山線「覚王山駅」より徒歩約10分
■えいこく屋
●住所:名古屋市千種区山門町2-58
●TEL:052-763-2788
●営業時間:8:00~22:00(L.O21:30)
●定休日:毎週火曜日
●交通:名古屋市営地下鉄東山線「覚王山駅」より徒歩約5分