富岡八幡宮にお参りして、深川めしをいただいたわたしたち。順調に深川ゆるゆるデートは進んでいきます。しかしここは本当にのんびりスポット。浅草っぽさもあるけれど、浅草ほどお店はないし人もいない。けど、そのかわり流れる時間はゆったり・・・そんな街でございます。
深川デートしてるわたしたちって、かなり渋いよね

うん、かなり渋いセレクトだと思う

深川不動尊へ向かって通りを歩いていると、第一回で話題に出た永代寺が登場。
現在の場所に再建される前の永代寺は、深川公園などの一帯をふくむかなり大きなお寺だったとか。今は道沿いにこぢんまりとした感じでたたずんでいます。境内にはたくさんのお地蔵さま。
そして、着きました、深川不動尊!
ここは第一回でわたしたちが訪れた成田山新勝寺の別院。元禄の時代に、江戸市民のなかで不動尊信仰が高まりをみせ、成田さんの本尊さまを江戸でも拝みたい!という声から、はじめて江戸出開帳が行われたとか。その場所が、深川不動堂の起こりだといいます。
なので、もちろん真言宗。
あの煌びやかな世界にまた会えるのか・・・と思ったら、ちょっとワクワク。
本堂の奥に何かあるみたいだよ
本堂脇から奥へと進めるようになっているので、靴を脱いで上がらせていただいたのは内仏殿。ここには何があるかというと、深川不動尊にまつわる資料やら仏像やらのオンパレード。ちょっとした博物館で、見ごたえ十分です。
しかし!残念なことに、というか、よくあることに、内部は撮影禁止・・・。
ショック!!
ここからは、イラストレーター・なみさまのお力に頼ることにします。
特に印象的だったのは、四国八十八ヶ所巡拝所。薄暗い小部屋の中には、八十八ヶ所すべてから捧持したというお砂が納められていて、東京にいながら霊場めぐりをできるという貴重な場所。
すげー!!

それぞれの本尊様が集合されてるんだねえ

デ、デジタル・・・
写真でお伝えできないのがもどかしいくらい、一体一体がカラフルだし、細かく表現されているので、違いを見てまわるだけでも楽しい。中には、年配のおじさまが、一ヶ所一ヶ所にお賽銭を入れながら、まわっておられる姿も。なかなか四国まで赴くことはできないから、こういった場所が身近にあることをすごくありがたく感じてらっしゃる方も多いのだろうなあ。
それから宝蔵大日堂。ここは日本最大規模といわれる天井画「大日如来蓮池図」(中島千波画伯作)があるお部屋。なんと、6年かけて完成されたもので、大きさは約200畳だというから驚きです。
おお!

すごい、見られてる気分・・・これは悪いことできないね
そしてまわりには、大小様々の「大日如来様」が約13000体も安置されているのです。キンキラに輝くお部屋。

あれだけ大きな大日如来様がまんなかにいると、
さすがにドキッとして気持ちが引き締まるなあ
さらに内仏殿には「十二支守り本尊」がいらっしゃって願掛けすることもできます。以前、わたしたちは日光の輪王寺にて自分の干支の守り本尊様は?と確認したことがあります。そしたら、戌年のわたしは阿弥陀如来様、酉年の相方は不動明王様ということが判明。

あの時は、酉年だけなんで怖い顔なの!?
って思ったけど、こう見るとやっぱり格好いいな
そう、深川不動尊の本尊様でもある不動明王は、大日如来が煩悩が多くて救い難い民をなんとか救いだそうともんのすごい形相をしている、そんな様を表現したといわれています。アメとムチでいえば完全ムチの時のお顔なんですねー。内仏殿には、他にもさまざまな仏像が安置されていて、かなり見ごたえがありますよ。


さあ、一通りまわったし帰ろうか、というその時、聞こえてきたのは・・・
あ、あれは!

ほ、ほら貝!
そう、あの山伏が吹いているほら貝。まさにその音色が響き渡ってきたのです。真言宗の方なら日常的なことなのかもしれないけど、わたしたちには新鮮すぎて、生ほら貝の音色に大興奮。
慌てて音がする方へ駆け寄ると、まさにお坊さんたち本堂に入らんとす!な光景が眼前に広がっているではないか。そうです、お護摩修行のお時間です。

みたい!
よし!
せっかくなので、じっくり真言宗の護摩修行を見させていただこうと、わたしたちは本堂へと一目散に駆け寄り、座らせていただく。ここから、わたしたちがいまだかつて見たことがない、ワンダーな世界が繰り広げられることになるのでした。
(つづく)
※次回は来週9月17日(水)に更新。お楽しみに!
★寺娘のつぶやき

深川不動尊前の参道や永代通り一帯で、
毎月1日、15日、28日に深川縁日がひらかれます。当日は出店がたくさん並ぶそうで、都内にいながら一年中お祭り気分が味わえそう。せっかくですから、この日に合わせて深川参りをするのがオススメです!