2006年9月 9日
お寺と温泉 VOL4 「裂石温泉編」

温泉っていうのは、やはり自然自噴してるのがすばらしい、と常々思ってるのですが、昨今、掘削技術が発達してきて、お金を出せば何千メートルも掘れて温泉を出せてしまう世の中になって来ました。江戸時代、街の井戸掘り名人はせいぜい400メートル掘るのが精一杯だったらしく、温泉というものは全て自然に湧いてるものばっかりだったわけです。今や温泉の脈がない渋谷のド真ん中でも、掘ってポンプでくみ上げて、女性専用のエステ温泉なんかが出来てしまう世の中になりました。温泉寺や温泉神社がある田舎に行かなくても温泉に入れちゃうのですから、贅沢な世になったものです。でもやっぱり昔ながらの温泉が湧き出る田舎に足を運びたいものですね。
そんなこんなで先日、山梨の大菩薩峠の麓にある「裂石温泉」に行ってまいりました。ここは武田信玄ゆかりの「裂石山雲峰寺」の敷地内に湧いていて、1200年前にお坊さんが業をしている時に、雷で石が裂けて温泉が湧出したことから、裂石温泉という名前が付けられてます。今でも岩の割れ目から毎分55.7?が自然に湧いていて、26.6℃の冷たい鉱泉なんですが、PH9.91という世界でも珍しい強アルカリイオン泉が湧いてるのですよ。甲府盆地の北側、中央線の塩山駅から近くなので、東京から近いですよ。車でも2時間かかりません。しかも混浴ですここ。昔から湯治場だったってことですよ、混浴なのは。都内から近いけどあまり知られてない、名湯なんです!
裂石温泉雲峰荘
山梨県甲州市塩山上萩原2715-23
(文・サワサキヨシヒロ!)
投稿者 tasogarecords : 2006年9月 9日 11:44
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