2005年10月30日
誰そ彼お品書き:あったか定番 「おでん」
冬の誰そ彼ではこんなメニューも登場します。
「おでん」は元々こんにゃくや豆腐を串に刺して焼いたものに味噌をつけて食べる「田楽」がルーツだと言われています。それがだんだん味噌で煮込むようになり、味付けもしょうゆになり、色の濃い醤油の中で様々な具を煮込む、現在のおでんの原形が出来上がりました。
ところで、関西ではおでんのことを「かんとだき」とも呼びます。これはおでんが関東から関西に伝わったときに「関東炊き」と呼ばれたものがなまったものです。そうして関東から関西に伝わったおでんは関西風の昆布だしの鍋になりました。結果、関東で濃い色をした醤油ベースの「おでん」と関西の昆布出汁の薄い色をした「かんとだき」がおのおの食べられるようになりました。ところが、大正12年9月1日、東京を関東大震災が襲い、日本全国津々浦々から救助に人が駆けつけました。そのときに関西から救援に駆けつけてきた人々が炊き出しとして被災者に「かんとだき」を振舞ったのです。関東大震災が縁結びとなり、関東に新たに関西風の薄い色をした「おでん」が誕生し、今もなお冬の代表的な鍋物として親しまれています。
今回は光明寺から近い築地で手に入れた、新鮮な魚をすり身にしたおでんを作ってみました。『誰そ彼 Vol.7』の夜をどうぞおでんと一緒にお楽しみ下さい。(ヒガン僧 KAKU)
busse posse issue 05/10/29号掲載
投稿者 tasogarecords : 2005年10月30日 11:42
コメント
コメントする


