2004年12月22日

『ダレゾカレ?』 第一回:あがた森魚

☆ 新コーナー『ダレゾカレ?』は誰そ彼にご出演頂くアーティストにスポットをあててご紹介して、音楽会までの予習とするコーナーです。第一回目の特集は、今回の『誰そ彼 Vol.5』にご登場頂くあがた森魚さんです。

『ダレゾカレ?』 - 第一回:あがた森魚
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(撮影:金子亜矢子)

あがた森魚さんは、公式プロフィールを引用させて頂きますと“1948年 留萌市生まれ。1972年「赤色エレジー」にてデビュー。20世紀の大衆文化を彷彿とさせる幻想的で架空感に満ちた作品世界を音楽、映画を中心に展開している。”とあります。この一文の後半部が正にあがた森魚さんの魅力を端的に表していると私は感じます。あがた森魚さんの数々の作品に共通して感じ取れるのは、その“幻想的で架空感に満ちた作品世界”です。一枚のレコードを通して描かれるストーリー、まるで自分がその世界に入り込んでしまったかのように感じられる、ぐうるりとパノラマで見渡せるひとつの世界がぽっかりと存在しているのです。その独特の世界観がお寺のライブでどのような色合いを見せるのか、今からとても楽しみです。

また、あがた森魚さんの音楽、世界への入り口は音楽以外にも様々な場所に開いています。映画「僕は天使ぢゃないよ」や、鈴木翁二さんの漫画を映画化した「オートバイ少女」も手がけられています。昨年よりNHK 教育で放送されている人形劇「バケルノ小学校ヒュードロ組」の主題歌も歌ってらっしゃいます。日本でそういった文化を追っているとどうしても行き当たるあがた森魚さんの作品・世界観は、正に隠れ里やマヨヒガのように時間や場所を越えて私たちを誘っているようです。

2001年に初のベスト盤『20世紀漂流記』をリリース、そして21世紀初オリジナルアルバム『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』の発表を経て、待望の最新作はなんとドミニカ共和国サント・ドミンゴ録音の『ギネオベルデ(青いバナナ)』です。青柳拓次さんをサウンド・プロデュースに迎え、オリエンタルなムードの楽曲の上でもあがた森魚さんならではの幻想的な世界観を展開なさっていて、ますます幅広い層の方々からの支持を得ています。(文・遠藤卓也)

● 最新作『ギネオベルデ(青いバナナ)』の誰そ彼スタッフレビューはこちら

投稿者 tasogarecords : 2004年12月22日 23:04
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