2008年2月14日

A. 特に相談しなくてはいけない事はないですが…

引っ越しにあたり、お仏壇を買い替えたいとのことですが、特にお寺に相談しなくてはいけないことがある、と言うことは無いかと思います。お仏壇を買うに当たっては、宗派によって微妙に違いますが、お仏壇屋さんに宗派をキチンと伝えれば問題ないですし、古いお仏壇を、引き取ってくれるお仏壇屋さんもありますから、その辺も、お仏壇屋さんと相談されればよいかなと思います。

もし相談する事があるとすれば、古いお仏壇の中に、いろんな物が入っていることがあります。それがどんなものか、この後どうするか、ということがわからない場合は、一度相談すると良いかもしれません。

また、引っ越し・引き取りをする前に、最後にもう一度お坊さんを呼んで、一緒にお参りをすると良いのではないかな、とも思います。よくそれを「お精根抜き」とか「お魂抜き」というように申しますが、お仏壇は、仏さまの世界=浄土の相(すがた)を、毎日礼拝できるようにと形に表した物。いわば、仮に形作った物です。本来「仏」とは、一ヶ所に留まるような存在ではなく、ありとあらゆる所へとはたらきかける動的な存在です。ですから、お仏壇の中に仏さまや、或いは亡くなった方が住まわれている、というわけではありません。

ですので、「お精根抜き」と言う意味のお参りではなく、今まで先祖・家族ともどもに大事にされてきたお仏壇ですから、最後に「ありがとう」と、感謝の思いをこめて、お坊さんを呼んで、一緒にお参りをしていただければよいのではないかなと思います。

もちろん、それは必ずしないといけない、しないと悪い事が起こる、と言う事ではありませんので、余裕があれば、で結構かと思いますよ。

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ケンユウ
石川県のとある温泉街に住む僧侶。みなさんからの質問に、わかりやすく答えます。
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