2008年2月 7日

A. 正確な数はわかりません。

仏教にはいろんな宗派があり、宗派ごとで使うお経が違っていたりと、お経って一体どれだけあるの?と言うことは、疑問に思われる方も多いかと思います。しかし、その正確な数まではわかりません。

と言いますのも、お経はブッダのお言葉を、お弟子さんたちが後に編纂した物なのですが、ブッダの伝道スタイルと言うのが「応病与薬」、つまり病に応じて人に薬を与えるように、人の悩みに応じて法を説かれた為、その数は膨大な物になります。それが後にいくつかの経典としてまとめられていったわけです。

また、お経と一口に申しましても、狭義ではブッダの語られた仏となるための教え=「経」を指しますが、広義では、戒律をまとめた「律」や、ブッダの教えを注釈した「論」もお経とみなされます。この「経」・「律」・「論」の三つを合わせて、「三蔵」と言います。三蔵法師とは、この「三蔵」を求められたお坊さん、と言うことです。

さらに、お経は元々インドのものですが、それがチベットや中国へと伝わる中で翻訳がなされ、一つのお経でも、何人ものお坊さんが訳されたため、何種類かの訳が異なるお経もあります。例えば、『阿弥陀経』というお経では、これは鳩摩羅什(くまらじゅう)というお坊さんがまず漢訳され、後には「西遊記」で有名な玄奘三蔵が同じお経を漢訳しておられます。そう言うわけで、お経は大変多くあり、はっきりと申し上げられないわけです。

ですが、「法句経」「阿含経」「維摩経」「華厳経」「涅槃経」「般若経」「法華経」「浄土三部経(無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経)」などが代表的なものとして挙げられるかと思います。

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アニメ一休さんで、お坊さん同士が「そもさん、せっぱ!」と問答を掛け合うシーンがありますね。この連載では、ふだん聞きたくてもなかなか聞けないお寺や仏教への素朴な疑問に、お坊さんがわかりやすく答えます。読者のみなさんからの質問も、お待ちしています!
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ケンユウ
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