2007年9月20日

A.ちゃんと税金、払ってます。

「お坊さんって、税金払わなくていいって、ホント?」これは、お坊さんと初めて会うような人に、必ずと言っていいほど聞かれる質問なんですが、答えは「NO」です。お坊さんも、ちゃーんと税金払ってますよ。ちょっと前、住民税の大幅増税が話題になりましたが、その住民税、私たちお坊さんも、払っております。もちろん私も納めております。

そして、お坊さんの収入というは、実はお寺からのお給料なんです。ですから、その収入に対する所得税も、きちんと納めなければなりませんし、その他の消費税などの細々とした税金も、たいていのものは納めております。

ではなぜ、お坊さんは税金払わなくて良い、なんてことが真しやかに囁かれるのか。それは、お寺という「宗教法人」は公益法人とみなされ、一部の税金が免除、あるいは軽減されているということにあるかと思います。どういうことかと申しますと、宗教法人としての活動、つまりお寺としての宗教活動によって得られるお布施等の収入は、課税が免除され、お寺の土地などにかかる固定資産税も免除されるということです。

ただし、お寺が宗教活動以外によって収入を得る場合、例えば、土地や駐車場を貸したり、製造・販売など収益事業から生ずる所得に対しては、一般事業の税率より軽減されて課税されます。ですから、お寺が全く税金を払わなくても良いというわけではないんです。

でも、お寺は住職が運営しているんだから、結局全部が収入みたいなもので、給料制にしなければ、所得税納めなくてもいいのでは?とも考えられるのですが、そんなことをすれば、税務署が黙ってはいません。ちゃんと宗教法人としての会計と、私生活に必要なお金を分けていないと、必ずチェックに入ります。また、檀家 さんによる会計監査もありますし。ですから、お寺の会計と、個人の収入支出は、きちんと分けて管理してますし、お坊さんもちゃんと税金を納めているんですよ。当然と言えば、当然のことなんですけどね。

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アニメ一休さんで、お坊さん同士が「そもさん、せっぱ!」と問答を掛け合うシーンがありますね。この連載では、ふだん聞きたくてもなかなか聞けないお寺や仏教への素朴な疑問に、お坊さんがわかりやすく答えます。読者のみなさんからの質問も、お待ちしています!
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ケンユウ
石川県のとある温泉街に住む僧侶。みなさんからの質問に、わかりやすく答えます。
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