2007年7月18日

A.そう多くは無いと思います。


お坊さんと言うと、不殺生戒という戒を由来として、肉食をせず、精進料理や、質素な菜食をするものだ、というイメージがあるかと思います。実際、道場などで修行­中のお坊さんの食事は精進料理で、動物性のものは、ダシを含めて一切口にしません。

しかし、お坊さんがみんなベジタリアン、ということではありません。修行をしているお坊さんも、道場を出れば、肉・魚を食べる、と聞きますし、かく言う私も、ベ­ジタリアンではなく、お肉もお魚も、正直、大好きです。また、ベジタリアンを公言しているお坊さんを、私はあまり聞きいたことがありません。

と、こんな事書きますと、坊さんも堕落したもんだ、と思われる方もおられるかもしれません。しかし、私たちは動物であれ植物であれ、他の生き物の命を食べなけれ­ば生きていけないのが現実です。ならば、「食べる」と言う行為の上で大切になってくるのは、動物だからダメ、植物だから良い、と考える事よりも、食べると言う事­、命をいただくと言う事の意味を見つめ、いろんな命の支えられて私の命はあるのだ、という感謝の気持ちを持って食事をするということではないでしょうか。
その事が、命を粗末にしない、という仏教の教えにも繋がってくると、私は思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.higan.net/apps/mt-tb.cgi/1710

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

アニメ一休さんで、お坊さん同士が「そもさん、せっぱ!」と問答を掛け合うシーンがありますね。この連載では、ふだん聞きたくてもなかなか聞けないお寺や仏教への素朴な疑問に、お坊さんがわかりやすく答えます。読者のみなさんからの質問も、お待ちしています!
(なおご質問は、メールでinfo@higan.netにお送りください。みなさまからいただいたご質問の中からいくつかを取り上げさせていただきます。)
ケンユウ
石川県のとある温泉街に住む僧侶。みなさんからの質問に、わかりやすく答えます。
→著者 公式サイト