2007年5月17日

A. お付き合いをする上で困難はあるかもしれません。


うーむ、これは私もまだ経験したことがないですので、実に難しい質問ですねぇ。でも、別に、お坊さんが付き合う相手はお寺の人でないといけないとか、仏教徒でなくては駄目だとか言う事ではありません。宗教というものは、個人の信仰の問題ですから、どんな宗教を信じていても、それは大いに結構なことでありましょう。

ただ、問題が難しくなるのが、「熱心な」というところ。相手がどんな宗教を信じていても構わないのですが、お互い、自身の宗教にあまりに熱心になりすぎて、それぞれの宗教に対して拒絶・否定するようですと、関係を続けていく中でぶつかる面も出てくるかと思います。別に、こちらが僧侶だからと言って、相手を教化してやろうというつもりはなくとも、それぞれの宗教独特の考え方や感覚で、どうしても譲れない部分があるでしょうから、そこで衝突してしまいますと、折り合いがつけられなくなってしまう気がします。ただ、それぞれの宗教的価値観を受け入れられる寛容性がお互いにあるならば、そこはさほど問題にはならないかもしれません。

そしてもう一つ難しいのが、お坊さんとただ付き合うなら良いのですが、結婚となった時ではないかと思います。結婚となりますと、個人同士の問題だけではなくて、お寺というものが深く関わってきます。そうなりますと、お寺に入って生活を共にしてもらう以上は、できれば仏教に興味や関心、肯定的な姿勢を持って欲しいなと、私の個人的な希望としてはありますね。

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アニメ一休さんで、お坊さん同士が「そもさん、せっぱ!」と問答を掛け合うシーンがありますね。この連載では、ふだん聞きたくてもなかなか聞けないお寺や仏教への素朴な疑問に、お坊さんがわかりやすく答えます。読者のみなさんからの質問も、お待ちしています!
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ケンユウ
石川県のとある温泉街に住む僧侶。みなさんからの質問に、わかりやすく答えます。
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