2006年12月27日

shoyo01.gif 『金平物(きんぴらもの)』という浄瑠璃のジャンルがあります。 金太郎のモデルとなった坂田金時(さかたのきんとき) の息子という設定で、剛力の持ち主 「坂田金平(さかたのかねひら)」 とその仲間たちが朝廷や源氏に刃向かう敵を相手に大活躍をする物語群で、1660年代に江戸や上方で大流行しました。 そして、豪快なキャラクターが民衆に受け、「金平」という言葉には「強い」「丈夫」「太い」といった意味が付加されるようになったのです。
 レンコン、長芋などの根菜類は、そんなイメージにぴったりの滋養強壮の効果があると言われています。 今回は、そんな食材を使って、「強く」 て 「丈夫」 になるきんぴらを、 「太く」 切って食べたいと思います。 この季節、おせちの一品にどうぞ!!


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【 レシピ 】 <2人分>
・レンコン…中1/2個 (縦に半分にする)
・長芋…15㎝ (他の山芋類でも代用可)
・人参…1/2本
・こんにゃく…1枚

・胡麻油…小さじ2
・酒…大さじ2
・塩…少々
精進だし…大さじ4
・薄口醤油…大さじ1
・七味…少々
・酢水…水1リットルに酢小さじ1

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2007年6月20日

shoyo01.gif  明治時代に入って食用にされるようになったアスパラガス。 当然、道元禅師の生きていた鎌倉時代には食べられてはいませんでした。 時代を経て、道元禅師が口にしていない食べ物を、道元禅師の考え方に沿っていただく。 私としては、なんだか感慨深いものがあります。
さて、アスパラですがまだまだ美味しい季節です。 今回は、アスパラそのものの食感と甘みを味わってほしいと思い、このレシピをご紹介します。 ちなみに美味しいアスパラを見分けるポイントは、根元を触るとやわらかい、穂先が曲がっていない、穂先が開いていない、の3点ですので、目安にしてください。


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【 レシピ 】 <2人分>
・アスパラガス・・・2本
・もめん豆腐・・・1/3丁
・糸こんにゃく(白)・・・1/3袋
・しめじ・・・1/3パック
・白胡麻・・・小さじ1/2

・薄口醤油・・・小さじ1
・みりん・・・小さじ1
・塩・・・小さじ1

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生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。料理を作ることも、食べることも、坐禅をすることと同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き!
吉村昇洋
広島の曹洞宗寺院副住職。 1977年生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。