今回ご紹介するのは、永平寺で出会って、びっくりした料理です。
永平寺では、坐禅・睡眠・食事を僧堂で行いますが、その食事 ( 僧堂飯台 ・・・ そうどうはんだい ) の際、厳密に定められた作法が存在します。
一通り食べ終わった時、自分が使用した器に 香湯 ( こうとう ・・・ よく煎った日本茶を煮出したお茶 ) と 浄水( じょうすい ・・・ 熱湯 ) を入れ 【 註 】、こびり付きをふやかします。 その後、刷 ( せつ ・・・ 木綿を先につけた平べったい棒 ) でこそぎ落として綺麗にしていくという流れがあります。
しかし、この僧堂で食べるには不向きな食材もあります。 そのひとつが、「納豆」 です。 やはり特有の粘りは、香湯や浄水を使用しても器に残るでしょうし、刷がネバネバになってしまって大変なことになるので、そのままの形では絶対に出ることはありません。
と言いつつも、僧堂飯台で納豆が並ぶことがあるのです。 永平寺で食べたこの一品は、ネバネバが苦手な方にも、あっさり食べることができる納豆料理になっていますので、オススメです。
【 註 】 朝(小食)は浄水のみ。昼(中食)・夜(薬石)は、香湯と浄水。

【 レシピ 】 <1人分>
・市販の納豆・・・1パック
・大根おろし・・・50g
<八方だし>
・昆布だし・・・大さじ1
・酒・・・小さじ1
・みりん・・・小さじ1
・薄口醤油・・・小さじ1/2
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"おろし納豆"