2007年6月20日

shoyo01.gif  明治時代に入って食用にされるようになったアスパラガス。 当然、道元禅師の生きていた鎌倉時代には食べられてはいませんでした。 時代を経て、道元禅師が口にしていない食べ物を、道元禅師の考え方に沿っていただく。 私としては、なんだか感慨深いものがあります。
さて、アスパラですがまだまだ美味しい季節です。 今回は、アスパラそのものの食感と甘みを味わってほしいと思い、このレシピをご紹介します。 ちなみに美味しいアスパラを見分けるポイントは、根元を触るとやわらかい、穂先が曲がっていない、穂先が開いていない、の3点ですので、目安にしてください。


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【 レシピ 】 <2人分>
・アスパラガス・・・2本
・もめん豆腐・・・1/3丁
・糸こんにゃく(白)・・・1/3袋
・しめじ・・・1/3パック
・白胡麻・・・小さじ1/2

・薄口醤油・・・小さじ1
・みりん・・・小さじ1
・塩・・・小さじ1

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2008年6月 1日

shoyo01.gif  信田(しのだ)巻き。 面白い響きです。 語源を知らない人には、なぜこの食べ物が「信田」と呼ばれるのか、想像がつかないでしょう。 答えを言ってしまえば、「信田」とは現在の大阪府和泉市にある地名から来ていて、もともと「信太」と呼ばれていました。 その地に「葛の葉(くずのは)」という女狐の有名な伝説がありまして、そこから連想的に【 信太 → 葛の葉(狐) → 狐の好物が油揚げ 】 となったのです。

 そこからさらに連想すると、狐を使役する神に稲荷大明神がいますが、油揚げの中に酢飯を入れた食べ物を「いなり寿司」と呼ぶこともとても興味深いですね。

 さて、そんな信田巻きですが、今回は今がまさに旬の「新牛蒡(しんごぼう)」と「アスパラガス」を巻き、そこへ葛ペーストを加えて煮るという新発想でお送り致します。


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【 レシピ 】 <2人分>
・新牛蒡(ゴボウ)・・・1/2本
・アスパラガス・・・1本
・薄揚げ・・・1枚
・新生姜・・・適量

<新牛蒡下ごしらえ用>
・ごま油・・・小さじ1
・薄口醤油・・・小さじ1

<葛ペースト>
・吉野本葛・・・10g
・昆布だし・・・120g
・薄口醤油・・・小さじ2
・酒・・・小さじ2

<合わせだし>
・昆布だし・・・300cc
・薄口醤油・・・大さじ1
・酒・・・大さじ1
・塩・・・小さじ1


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生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。 料理を作ることも、食べることも、坐禅や掃除と同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き!
吉村昇洋
広島県内の曹洞宗寺院副住職。 1977年生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。