2009年5月15日

shoyo01.gif 私のお寺の庭に、小さな山椒 ( さんしょう ) の木が植えてあります。 この山椒の葉が、よく飾りで使われる " 木の芽 " です。

 お店で売られている木の芽と違い、庭の木の芽は形が不揃いで、飾りになる若いものを探すのも一苦労です。

 今回の料理は、そんな庭の木の芽を見て考えついた、超シンプルな一品です。 木の芽の香りと合わさった今が旬の新牛蒡の風味をご堪能ください。

shingobo-kinpira.jpg


【 レシピ 】 <2人分>
・新牛蒡・・・2本
・木の芽・・・5枚

・ごま油・・・小さじ2
・薄口醤油・・・小さじ1・1/2
・日本酒・・・大さじ3

【 作り方 】 出来上がりTIME 10分
 <下準備>
・新牛蒡は、皮をタワシでキレイに洗って泥を落としたら、先の上半分は4㎝幅で輪切りにし、残りの太い部分は縦に半分にしたあと、4㎝幅で切っておく。
・木の芽は水でキレイに洗った後、キッチンペーパーで水分を拭き取る。 3枚は飾り用に置いておき、2枚は葉を茎から外し、みじん切りにしておく。

kinome.jpg(1) ごま油を引いたフライパンを中火にかけ、新牛蒡を入れて3分ほど炒めたら、みじん切りにした木の芽を入れる。

(2) 弱火にし、薄口醤油を入れなじませたら、日本酒を入れ、1分ほど蒸し焼きにします。

(3) 器に盛り、飾り用の木の芽を添えて完成。


作り方のポイント
・ 新牛蒡に限らず " 牛蒡 " は、皮に旨味がつまっていますので、剥かないでください。 調理するときは、皮をしっかり洗ってから使用して下さい。
・ 木の芽は、香りを立たせるために、一度手のひらで叩いてから使用しましょう。 格段に香りが広がります。


ひとこと
shoyo01.gif  ほんの10分で出来る超簡単レシピで、しかも美味しいので、食卓の定番にして頂きたい一品です。 木の芽の風味を殺さないために、薄口醤油は少なめで!!


生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。 料理を作ることも、食べることも、坐禅や掃除と同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き! 更新は毎月1日と15日の2回です。
吉村昇洋
広島県内の曹洞宗寺院副住職。 1977年3月生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。