2008年12月15日

shoyo01.gif この時期、何かと目にする白菜。 鍋の定番でもありますし、熱を加えたときにほんのり甘味を感じるので、お好きな方も多いのではないでしょうか。

 今回ご紹介する 「 白菜の煮びたし 」 は、永平寺の小皿料理の定番で、 シンプル・イズ・ベストと思わせてくれる料理です。 修行僧の中での人気も実は高く、私の友人には冬を心待ちにしている者もいたぐらいです。

 白菜はどこか脇役的な役回りが多いように感じますが、今回はメインで白菜そのものの味わいを堪能していただきたいと思います。

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【 レシピ 】 <2人分>
・白菜・・・1/8玉
・薄揚げ・・・1枚

・柚子の皮・・・少々

<合わせだし汁>
・昆布だし (昆布1枚)・・・500ml
・酒・・・大さじ3
・塩・・・小さじ1
・薄口醤油・・・小さじ2


【 作り方 】 出来上がりTIME 40分
 <下準備>
・ 昆布だしは、あらかじめ用意しておく。 → 昆布だしの取り方
・ 白菜は、ボウルに入れて流水で葉と葉の間を良く洗ったあと、薄い塩水に浸け、その後一口大にざく切りしておく。
・ 薄揚げは、両面を弱火のフライパンで薄い焦げ目が付く程度に焼き、さいの目切りにする。
・ ダシを取り終えた昆布は、みじん切りにしておく。
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(1) フライパンに昆布のみじん切りを入れた <合わせだし汁> を沸騰させ、白菜の芯に近い部分と、薄揚げを入れて中弱火で10分ほど煮る。

(2) 白菜の柔らかい葉の部分と薄揚げを入れ、2分程煮たら火を止め、20分ほど待つ。

(3) 最後に柚子の皮を摺り下ろし、香りをつけ、器に盛って完成。


作り方のポイント
・ 味のベースは醤油や塩による塩味ですが、白菜からの自然な甘味を引き出すためにも、少し薄味で作りましょう。 また、通常捨てる白菜の芯は、良く洗って汚れを落としたら、包丁で切れ目を入れて、合わせだし汁と一緒に煮ると、甘さが出やすくなります。
・ 今回は入れていませんが、鷹の爪やきのこ類を入れても、ひと味変わって美味しくいただけます。


ひとこと
shoyo01.gif  白菜に使用する農薬は、外葉に散布され、産地で出荷前に外葉を10~15枚ほどむいています。 家庭で食べる場合は、このように外葉がすでにむかれていますので、外側の葉、葉と葉の間などの水洗いをしっかりすれば、基本的には問題はありません。


 
 
 


生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。 料理を作ることも、食べることも、坐禅や掃除と同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き! 更新は毎月1日と15日の2回です。
吉村昇洋
広島県内の曹洞宗寺院副住職。 1977年3月生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。