2008年9月 1日

shoyo01.gif  お盆中、棚経(たなぎょう)でまわったあるお檀家さんから、秋田の名産 稲庭うどん(乾麺)を頂きました。 暑苦しい夏には冷たい麺をツルッと頂きたくなりますので、お中元の定番商品になるのもうなずけます。

 うどんは、曹洞宗の文化で 「祝麺」 として食べられます。 私が修行した永平寺では、お祝い事があると必ず食べられるうどんですが、これは修行僧にとって楽しみなメニューで、だいたい釜揚げうどんに野菜の天ぷらが付きます。

 今回は、夏バテシーズンということで、梅干しと胡麻、大葉であっさりと頂きましょう!!
 
 
umehiyashi-udon.jpg


【 レシピ 】 <2人分>
・うどん(乾麺)・・・200g

<薬味>
・梅肉・・・3個分
・白すり胡麻・・・大さじ1
・大葉・・・3枚

<うどんつゆ>
精進だし(昆布+椎茸)・・・400cc
・日本酒・・・大さじ2
・みりん・・・小さじ1
・塩・・・小さじ2
・薄口醤油・・・大さじ1・1/2


【 作り方 】 出来上がりTIME 15分 (下準備の時間は含まない)
 <下準備>
・ 乾燥昆布、干し椎茸からダシを取っておく。 → 精進だし(昆布+椎茸)と取り方
・ うどんつゆを作る。 沸騰させた精進だし(昆布+椎茸)に、薄切りにした干し椎茸(ダシを取り終えたもの)、日本酒、みりんを入れ一煮立ちさせる。 アルコールが飛んだら塩と醤油を入れて味を整え、粗熱をとった後、冷蔵庫で冷やしておく。
・ 梅肉を包丁でたたき、そこに軽く炒った白すり胡麻と、茎を除いてみじん切りにした大葉を混ぜ合わせ、<薬味>を作っておく。

umehiyashi-udon-zairyou.jpg(1) たっぷりの湯を沸かし、うどん(乾麺)を袋の記載通りの時間ゆでる。

(2) (1)がゆで上がったら、ザルにとって流水で手早く洗う。 しっかりとぬめりが取れたら、よく水気きっておく。

(3) うどん、薬味、うどんつゆをそれぞれ器に盛って完成。


作り方のポイント
・ うどんつゆは、うどんの水気で薄まるので、お吸い物よりも少し濃いめに作りましょう。 と言っても、薬味にも十分な塩分が含まれていますので、濃すぎにならないようにも気を付けましょう。


ひとこと
shoyo01.gif 今回は、クエン酸を多く含む梅干し、ビタミンB1・B2を多く含む白胡麻、食欲の出やすい大葉を薬味とした、梅冷やしうどんをご紹介しました。 クエン酸やビタミンB1・B2は、疲れの元となる乳酸を消費し、うどん(炭水化物)をエネルギーに変換することが出来るようです。 夏バテしても食べやすい麺類と合わせて乗り切りましょう!!



生活そのものが修行であるとする曹洞宗の大本山永平寺では、修行僧が料理を作ります。 料理を作ることも、食べることも、坐禅や掃除と同様に仏道修行そのものなのです。 その永平寺で本場の精進料理と出会った吉村昇洋が、分かりやすく且ついい感じに、精進料理とその背景を紹介していきます。 見やすく分かりやすいレシピ付き!
吉村昇洋
広島県内の曹洞宗寺院副住職。 1977年生まれ。駒沢大学大学院仏教学専攻修士課程修了後、学問の世界から飛び出して実践の場を求め、曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヶ月間の修行生活を送り、現在に至る。