2月28日、広島厚生年金会館にて「慚愧と歓喜と新喜劇
吉本新喜劇とアジャセ物語」が行われた。この企画は広島青年僧侶春秋会(以下春秋会)が主催し、第1部「お坊さんステージ」と第2部「吉本新喜劇」の2部で構成されている。午後1時から行われた昼の部では2000席ある座席がほぼ満席になるほどの盛況で、開演前から会場は熱気に包まれていた。
第1部のお坊さんステージでは「今、私に仏教伝来」というテーマのもと、仏教が伝わっていった各国の僧侶の僧衣が紹介された。インド、チベット、中国、韓国の衣を着た僧侶が二人、舞台の両そでより登場し舞台半ばで合掌し、その国のあいさつを交わすという一連の流れの中で、普段日本の中では決して見ることのできない仏教国の違いが紹介されたほか、お経に節をつけた声明(しょうみょう)の美しい旋律が会場に響き渡った。
また、第2部ではお経の中に書かれた「アジャセの物語」を吉本新喜劇の世界の中に取り込んだ舞台が公演され、会場は大きな笑いに包まれながらも、吉本新喜劇と仏教の魅力との融合に感動し、満場の拍手の中で公演を終えた。
1部と2部の間に行われた主催者の挨拶では、春秋会会長の長門義城さんが「2500年の間時代を超え場所を超え、先達が大きく道を開いてきた。今日私たちは今まさにその道に立っている」と力強く述べた。満場の観衆と主催者の言葉に、仏教の持つ「熱」を全身に感じることができた。
文・写真:青江覚峰
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